憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

憲法と自民党 改正ありきの本末転倒

2月6日付朝日新聞社説に、「憲法と自民党 改正ありきの本末転倒」の見出しで、自民党の憲法改正が載った。今日はこの社説を学習することにした。

 まず社説は、「近い将来の憲法改正に向け、自民党が本腰を入れ始めた。安倍首相と船田元・自民党憲法改正推進本部長らがおととい会談し、改憲に向けた段取りを話し合った。

 憲法のどの部分から改めるかについて各党間で調整を進め、来夏の参議院選後に衆参両院で三分の2以上の賛成を得て改正案を発議、国民投票にかける日程を描いているという。

 自民党は昨年の衆院憲法審査会で「環境権」「緊急事態条項」「財政規律条項」の創設を論点に議論を進めようと提案している。このうち3分の2以上の賛成を得たものを国民投票にかけようというのだ。」と切り出した。

 つづけて社説は、「自民党がこの3点を挙げているのはなぜか。船田氏は憲法調査会でこう説明している。

 「優先度の高いものから取り上げていく方法もあるが、国会も国民も初めての経験。できるだけ多くの政党が合意できる項目を取り上げていくのが適切ではないか」

 つまり、憲法改正の必要性からではなく、各党に異論が少なく、実現可能性の高いものから手をつけていこうというのだ。これが国の最高法規を改めるにふさわしいやり方なのだろうか。社会や国際情勢の変化に伴い、憲法を変えるほうが国民の利益にかなうということはありえるだろう。そのとき国会で正面から論じ、国民投票に問えばよい。

 内容よりも改正のやりやすさを優先しようという運び方は自主憲法制定を党是に掲げる自民党にとっては自然なことなのかもしれないが、本末転倒だと言わざるを得ない。」と指摘した。

 さらに社説は、「先の参議院予算委員会で、外国で拘束された日本人を救出できるよう9条を改正すべきだとの野党議員の質問に、首相は「我が党はすでに9条改正案を示している。なぜ改正するかといえば、国民の生命と財産を守る、その任務を全うするためだ」と応じた。

 過激派組織「イスラム国」による人質事件はあまりに痛ましかった。しかし、再発防止などの対策を日本の平和主義の根幹である9条の改正に結びつけるのは、短絡過ぎる。」と指摘した。

 最後に社説は、「改憲をめぐり安倍首相や自民党の視線の先には、9条改正という本丸がある。

 かって首相は憲法改正へのハードルを低くするための96条改正論を唱えたが、世論の反対を受けいまは封印している。環境権創設などの議論を、本丸への新たな助走路として持ち出すべきでない。」と締めくくった。

読んで勉強になった。

 「自民党は参議院選後に衆参両院で3分の2以上の賛成を得て改正案を発議、国民投票にかける日程」とのこと、

 また、「できるだけ多くの政党が合意できる項目から取り上げていく」とのこと、

 そして「安倍総理は、我が党はすでに9条改正案を示している。なぜ改正するかと言えば、国民の生命と財産を守る、その任務を全うするためだ、と応じた」とのこと、等々を知った。

 来年の参議院選挙後、護憲議員が質的にも、頭数的にも3分の1以上存在していないと、9条改正の最初の危機が来るこがはっきりした。

 ただ、今回のイスラム国人質事件の政府の対応と国際事情を、マスコミで知る限り、日本政府の「国民を守る」無能・無力ぶりが明らかになったと思うが?

 また、米軍でさえできない「海外での邦人救出」を、日本の自衛隊があたかもできるような幻想を与える「安倍首相の発言」は、多くの国民は信用するのだろうか?

 その上、憲法のもと、憲法を広く実践する「法律」を作り、国民を幸福にするのが、政権を託された「人々」の責務ではないか?労働者の権利擁護・発展、教育の無償化・少子化対策、生活保護・介護福祉、医療の無償化等々、現憲法下で「国民の命や財産」を守り切れていない項目がたくさんあると思うのだが?


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by sasakitosio | 2015-02-13 06:52 | 朝日新聞を読んで | Trackback