憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

積極的平和主義のリスク

1月25日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は法政大教授・山口二郎氏だ。

 今日はこの筆者に学ぶことにした。

まず筆者は、「イスラム国における日本人人質事件については、憤るばかりである。

誰がやっても有効な解決策はすぐに見つからないので、政府の無策をいま責めるべきではない。しかし、問題がこのように展開したことについて、日本政府の対応が適切であったかどうか検証することも重要だ。」と切り出した。

 つづけて筆者は、「湯川遥菜氏がイスラム国に拘束されてから久しいし、後藤健二氏の留守宅に昨年12月に身代金の要求がきていた。もちろん政府も事実を把握していたはずである。この間、問題の解決のために何をしていたのか。さらに、この時期に安倍首相が中東を訪問し、イスラエルとの協力関係を強調するという対外的デモンストレーションを行うことが、人質事件にどのように影響をおよばすか、政府内部で十分な検討を行ったのだろうか。」と疑問を呈した。

 最後に筆者は、「安倍政権は、国民の安全を守るためと称して日本版NSC(国家安全保障会議)を設置し、深い情報収集と戦略構築を売り物にしてきたはずである。2億ドルの身代金要求について政府高官は想定外と言ったと報じられている。それはあまりにもお粗末な話である。

 安倍政権が進めてきた安全保障や外交の態勢づくりが、本当に国民の安全を守るのか。首相の言う積極的平和主義が国民のリスクを高めることはないのか。この機会に熟慮する必要がある。」と締めくくった。

 筆者の指摘の通りだ。特に、この時期になぜにイスラエル訪問なのか?

 安倍政権のもと武器輸出が緩和される流れの中での、いつでも本気で戦争ができる態勢にあるイスラエルへ、首相が訪問したことの意味と、日本国民の安全についても、この機会に熟慮する必要があるような気がした。


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by sasakitosio | 2015-01-25 07:23 | 東京新聞を読んで | Trackback