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by sasakitosio

アメリカに学ぶ?

1月20日付東京新聞11面に、「米共和党夢を叶えるには」の見出しでアメリカの政治事情が「論説委員のワールド観望」という欄にのった。筆者は、論説委員・安藤徹氏だ。 今日はこの欄を学習することにした。

 まず筆者は、「共和党が上下両院で歴史的多数を占める米連邦議会の新会期がスタートした。

 2014年の中間選挙の大敗から一層のレームダック(死に体)化が懸念されるオバマ政権を尻目に、一気に党勢拡大に走りたい共和党だが、ベイナー議長再任に際して早くも過去最大級の造反票が投じられ、高揚感の伴わない立ち上がりとなった。

 背景には、連邦議会に対する有権者の根深い不信感があろう。

 連邦議会の仕事ぶりへの満足度を問う各種主要世論調査は、過去数年10%台の低支持率を続けている。医療保険改革法(オバマケア)の撤回に固執するあまり共和党が予算を人質に一時的な政府機能の停止をもたらした13年秋のギャラップ調査では、議会は支持率わずか9%だった。」と指摘した。

 つづけて筆者は、「冷戦終結時、著書「歴史の終焉」で自由と民主制にもとづく政治思想の歴史的な勝利を論じたフランシス・フクヤマ・スタンフォード大学フェローは、「外交評論」最近号で「アメリカの腐食=政治的機能不全の源泉」を論じている。

 フクヤマ氏は、米国の建国史に根ざす行政府への伝統的な不信感や、議会、行政ともにその役割の最終的なよりどころを司法に求めるに至った政治の現状など、歴史的な背景を分析しつつ、現在の機能不全については「実際の意思決定が、巨額な選挙資金を握る一部富裕層や特定利益団体に握られ、一般市民が民主的意思形成に信頼を託し得ていない」などと指摘している。

 二年前、「機能しない議会にいるより、外から世論喚起を図る方がより効果的」として保守派シンクタンクヘリテージ財団理事長に転身したとされるデミント前上院議員は、さしずめフクヤマ説を裏付ける典型例だろうか。

 デミント氏が推す保守派「茶会」の論客テッド・クルーズ上院議員は、実際に次期大統領候補の有力候補の一角を占めている。」と教えてくれる。

 さらに筆者は、「一方、任期最終章にに入るオバマ政権も今や「融和」の呪縛から解かれたかのごとく、

 議会を迂回する大統領権限を駆使して、内政、外交で攻勢に出ている。14年暮れに打ち出したキューバとの国交正常化以降、支持率は若干ながら上昇に転じている。失業率などに象徴される堅調な経済諸指標を全面に打ち出し、最後の戦いに挑むかのようでもある。

 今のところ、民主、共和とも歩み寄りの気配はない。16年に迫った次期大統領選の前哨戦を迎え、互いに相手の出方待ちだ。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「いわばキング牧師の「夢」に導かれて就任したのがオバマ氏だとすれば、共和党の目下の夢はその大統領職の奪還だろう。

 米国の政治制度への不信を隠さない極論が、幅広い保守層の支持を集めるとは考えにくい。夢を叶えるためには、新生共和党の理念を象徴する大統領候補の出現が欠かせない。」と締めくくった。

 読んで勉強になった。

 「連邦議会の仕事ぶりへの満足度を問う各種世論調査は、過去数年、10%台の支持率を示しつづけている」とのこと。13年秋のギャッラップ調査では議会支持率はわずか9%だった」とのこと。

「フクヤマ氏が、現在の機能不全について「実際の意思決定が、巨額な選挙資金を握る一部富裕層や特定利益団体に握られ、一般市民が民主的意思形成に信頼を託しえていない」などと指摘している」とのこと。

 記事で初めて知った、アメリカの現実に考えさせられた。

 まず、日本でも世論調査の時に、議会の仕事ぶりに対する国民の支持率を取ってみたら面白いと思った。

 また、アメリカの実際の意思決定が、「巨額な選挙資金を握る一部富裕層や特定利益団体に握られていて」との指摘は、そっくり日本にも当てはまりそうだと、おもった。

 間接民主主義の弱点が見え、それを巧みに利用して支配構造が創られていることに、気づかせられた。

 ネットの普及と宅配の普及で、限りなく産直が可能となったが、政治の場面も「間接民主主義」から「直接民主主義」への移行が不可避かもしれないという気がしてきた。


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by sasakitosio | 2015-01-24 07:00 | 東京新聞を読んで | Trackback