憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

運命と希望

1月22日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「かって民主党政権がTPP(環太平洋連携協定)参加を打ち出した際に、幹部の一人がこうつぶやいた。「グローバル化とTPPは避けられない日本の運命だ」

 現政権下では、大勢に逆らっても仕方がないという感覚は深く国民に浸透する。経済学者も(内容はともかく)格差拡大を資本主義の法則や矛盾という不可避性の用語で表現することがある。」と教えてくれる。

 つづけて筆者は、「確かに、グローバル化や格差拡大は無数の人々の生活向上の夢、世界史的な技術革新の波、強力な利潤追求活動などが絡み合う、あらがいがたい流れのように見える。

 だが、背後には、大企業や富裕層に有利な法制度などのルールの束があり、ルールを支えるのは特定の理念や無意識の思い込みだ。たとえば、最近、報道された富の一極集中(世界の富の約半分を上位1%のスーパーリッチが保有する)は運命や法則ではなく、各国の偏った税制と国際規制の不在の結果だ。」と指摘した。

最後に筆者は、「20日夜の一般教書演説でオバマ大統領は、富裕層から中間層への富と所得の再分配を図る大胆な税制改革を提起した。

共和党の反対で実現不可能なことは承知の上で、次の大統領選を念頭に民主党内進歩派の主張を一部取り入れてリベラル色を強調したわけだ。

 こうして、格差解消を妨げている理念と勢力をあぶり出し、中間層が希望を持つことが可能になる。」と締めくくった。

読んで勉強になった。 

 グローバル化や格差拡大の背後には、大企業や富裕層に有利な法制度などのルールの束があり、ルールを支えるのは特定の理念や無意識の思い込みだ、との指摘。

 (世界の富の約半分を上位1%のスーパーリッチが保有する)は運命や法則ではなく、各国の偏った税制と国際規制の不在の結果、との指摘。

 格差解消を妨げている理念と勢力をあぶりだし、中間層が希望を持つことの可能性として、 20夜のオバマ大統領の一般教書演説「税制改革」の行くへに期待を表している。
 これら筆者の「指摘や期待」をもとに考えてみる。

 自由と競争、人間の解放は人間社会の発展の原動力のような気がする。

 そして、人間の個体の格差は避けようがない現実で、社会的制度的に規制しない限り個体格差から生じる「富を含め」あらゆる面(知的にも富的にも)での格差が一生の間に蓄積するのは不可避のような気がする。

 その中で、社会の発展を阻害しない、人間のやる気をそがない、そんな「格差容認の理念と許容の限度の理念」が、今日ただいま必要のような気がしてきた。

 


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by sasakitosio | 2015-01-23 07:29 | 東京新聞を読んで | Trackback