憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

国益を語るなかれ

1月18日の東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。 今日は、この筆者に学ぶことにした。

まず筆者は、「国益を振りかざせば、為政者は何でもできると思い込む。そして、安易に定義した国益は、むしろ国民に大きな犠牲と損失をおよばす。これは多くの経験から導かれる経験法則である。

 今また、昨年末の総選挙で勝利した安倍政権は、自分と国益を同一視するという権力者の陥りがちな落とし穴にはまろうとしている。」と切り出した。

 つづけて筆者は、「自分の方針を全体の利益と見なせば、それに反対する部分の声はすべて雑音となる。為政者がいきがって国益に突進する時、特定の地方はそれを邪魔する障害になる。今まさに沖縄が安倍政権の足にくらいついている。しかし、政権は力ずくで沖縄を振り払い、国益を追求しようとする。

 権力者は、沖縄も日本の一部であり、国益とは何かを定義する作業に応分の発言権を持つことを無視しており、全体の利益は糸の切れたたこのように、虚空に漂う。

 国益を背負う連中は当然自分を正義の味方だと思い込む。安倍政権は日本の「正しい姿」を世界に知らせるために、外国に拠点を設けて、広報活動を進めるとのことである。自己中心的な国益の追求は、ますます外国からの不信を招き、むしろ恥をさらすだけである。」と厳しく指摘した。

 最後に筆者は、「こんな下品でむちな連中が国益を決めることこそ、最も国民の利益を損なう。皆が自分の考える国益をぶつけ合うところから、本当の国益が見つかる。」と締めくくった。

 読んで刺激になった。

 国益ってなんだろう?鎖国時代の国益と、グローバル時代の国益とおのずと違ってくるはずだし、国策と国益は必ず一致するとはかぎらないのではないか?

 その意味で、筆者の「皆が自分の考える国益をぶつけ合うところから、本当の国益が見つかる」は納得できた。

 また、筆者によれば「政府は外国に拠点を設けて広報活動を進める」との事であるが、願わくば「平和憲法を世界へ広げ」「日本の和や謙譲や思いやりやおもてなしの精神文化を世界へ広げ」、世界の人々から日本国民と国家が尊敬され、まちがっても「テロや戦争など破壊的な攻撃を」仕掛けてはいけない国・国民と思われる、そんな広報活動の拠点であってほしいと思った。


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by sasakitosio | 2015-01-19 06:28 | 東京新聞を読んで | Trackback