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by sasakitosio

水素エネルギー  社会を支える新たな力に

 1月13日付朝日新聞社説に、「水素エネルギー 社会を支える新たな力に」の見出しで、水素エネルギーのことが載った。今日はこの社説に学ぶことにした。
まず社説は、「水に電気を通すと、水素と酸素ができる。学校の理科で習う水の電気分解だ。逆に、水素と酸素を反応させるとどうなるか。水とともに電気エネルギーが得られる。それを取り出して利用するのが、「水素エネルギー」の大まかな仕組みだ。
 20世紀後半、エネルギー政策の柱となった石油は同時に環境問題をを引き起こした。もう一つの柱として期待された原子力も、福島第一原発の事故で、国の存立を揺るがす危険があることを露呈してしまった。
 そうした中で、水素エネルギーが注目を集めている。
 太陽光などの再生可能エネルギーと並んで次世代の主役となり、新たな成長を促して社会を変える力になりうると期待が集まる。」と切り出した。
 つづけて社説は、「東京都港区。東京タワー近くの一角で、工事が続く。15年3月の開所を目指して岩谷産業が手がける水素ステーションだ。
 首都圏の初のステーションは東京ガスが昨年12月、練馬区に設けた。政府は15年度中に4大都市圏でで100か所ほど整備が進むよう支援する目標を立てる。
 起爆剤になったのは、12月にトヨタ自動車が発売した水素自動車「MIRAI(みらい)」だ。市販車としては世界初。当面は年間700台しか生産しないが、技術の核である燃料電池関連の特許約5680件は他社に無償で提供し、社会全体での普及を図る。」と教えてくれる。
 つづけて社説は、「岩谷産業の上羽尚登副社長は「世界的な規模の企業であるトヨタが本気で水素の取り組むのは大きい。消費者になじみのある車という形で出てくることで水素がぐっと身近な存在にもなる」と話す。ホンダや日産自動車も15年度以降、水素自動車を発売する予定だ。
 トヨタに限らず、水素に関し優れた技術をもつ日本企業は多い。天然ガスから水素で電気と温水を供給する家庭用燃料電池「エネファーム」。大手ガス会社などが09年に発売し、原発事故を契機に需要が急増、昨年中に10万台を突破した。世界で追随する企業はまだない。燃料電池に関する特許出願件数も日本が世界一だ。2位以下を5倍以上引き離す。
 水素を核にしたまちづくりを模索する自治体も出てきた。
 川崎市は民間企業と組み、臨海部と住宅地を結んで製造から消費までつなげて水素を供給・利用する仕組みを作る。
 東京都も20年五輪で海上輸送や選手村の運営の水素を活用し、世界にアピールする計画を練る。」と教えてくれる。
 さらに社説は、「水素エネルギーの利点は何と言っても無尽蔵にあることだ。化学プラントなどの副産物として発生するほか、化石燃料にも含まれる。木材や汚泥からも取り出せる。
 温暖化対策の点からも有望だ。トヨタが開発を急いだ背景には、米欧で強まる自動車の環境規制がある。天然ガスから水素をつくったとしても、ガソリン車に比べると二酸化炭素(CO2)の排出量は半分だ。再生可能エネルギーを使って水素を取り出す手法が確立されれば、CO2の排出はガソリン車の1割以下になる。
 もちろん、普及に向けてはまだ課題の方が多い。最たるものはコストだ。
 「MIRAI」の価格は約700万円。エネファームも、当初に比べるとだいぶ下がったとはいえまだ100万円の大台だ。水素ステーションの建設は、設備の安全基準を確保するため、ガソリンスタンドの5倍以上費用がかかる。
 安全性への配慮もいる。水素はエネルギー効率が高いぶん、万が一事故が起きれば被害が大きい。輸送や貯蔵といった面でも、より安全性の高い技術の開発が必須だろう。
 量産されるようにおなれば、コストは下がる。しかし、当面は需要が広がるよう、補助金制度など政策的な手当てが必要だ。
 昨年末に決まった経済対策でも、水素ステーションやエネファームの設備導入に対する補助金が盛り込まれた。
 規制改革も必要だ。貯蔵タンクの強度、水素ステーションの設置基準など、材料の開発などにあわせて安全を確認しながら認めていく。
 経済産業省は、昨年4月のエネルギー基本計画で「水素社会の実現」をうたい、6月には2050年までに実施すべき対策を定めたロードマップも策定した。着実な実行を求めたい。」と指摘した。
 最後に社説は、「70年代の石油危機以来、政府は「サンシャイン計画」「ムーライト計画」「ニューサンシャイン計画」などを掲げ、石油代替エネルギー開発に取り組んできた。しかし、予算の多くは原発の維持・推進に振り向けてきた結果、ほかのエネルギーは十分に育たなかった。
 世界も水素の活用に動き出している。次世代に引き継げるエネルギー社会を構築する。原発事故を経た日本は、その先頭を走るべきである。」と締めくくった。
読んで、日本の平和憲法を誇りに思い、日本の自然を素晴らしい恵と感謝し、自分が生まれ育った平和な日本が大好きな前期高齢者として、うれしい記事だ。
 年末年始のマドリッド独り歩きの旅の最終日、地下鉄ルート5の終点までいって、大きな団地の道路に止めてある車の中に、日本車、トヨタ、ホンダ、スズキ、三菱、日産等のマークを数えた。ホテルへ帰る道すがら、数えたら、トヨタのマークをつけた車が20台あった、他車はおおむね4台づつ。 ちなみに自分が現在乗っている車もトヨタ車だ。
 外国で、日本の車を見るとホッとしてうれしくなるのは、なんなのだろうか?
 ガスからも、海水からも、真水からも、空気からも取れる無尽蔵の「水素エネルギー」が、世界的に普及する一歩が「日本から」始まることに、限りない喜びを感じた。
 水素エネルギーの生産と消費が、暮らしの中に息づくことは、まさに現代の産業革命、社会革命、経済革命、政治革命にも結び付く世界史的な出来事のような気がしてきた。
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by sasakitosio | 2015-01-18 07:45 | 朝日新聞を読んで | Trackback