憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

自民敗北 佐賀の乱で見えたこと

1月14付朝日新聞社説に、「自民敗北 佐賀の乱で見えたこと」の見出しで、佐賀県知事選のことが載った。今日はこの社説に学ぶことにした。

 まず社説は、「地方選には地域特有の事情が反映する。それを安易に国政に結びつけるべきでないにしても、安倍政権にとって痛い結果だったに違いない。

 前知事の衆院選立候補に伴う11日の佐賀県知事選で、元総務官僚で新顔の山口祥義氏が当選した。衆院選で大勝した自民公明両党推薦の樋渡啓祐・前佐賀県武雄市長だを破っての「番狂わせ」である。」と切り出した。

 つづけて社説は、「知事選では、圏内にある九州電力玄海原発の再稼働や、自衛隊のオスプレイ佐賀空港配備といった問題よりも、政権が進める農協改革をめぐる「政権対農協」の争いがクローズアップされた。政権が支援する樋渡氏に対し改革に否定的な地元農協などが反旗を翻す形で山口氏を推したからだ。

 2006年から武雄市長を務めた樋渡氏は、レンタル大手ツタヤの運営会社と組んで私立図書館を刷新、全国的な注目を集めた。また、地元医師会の反発を押し切っての市民病院の民間移譲なども進めた。市長としては行動力に高い評価を得ると同時に、強引な手法への批判もまた根強かった。

 農協改革など規制改革に力を入れる政権が樋渡氏を全面的に支援したのは「改革派」の側面を買ったからだ。農業県の知事選を制すれば、抵抗が大きい農協改革にも弾みがつくとの狙いだ。

 地元の側には、農協改革だけでなく、中央主導のトップダウンで知事選を仕切ろうとして政権のやり方への反発も強かったようだ。」と教えてくれる。

 さらに社説は、「日本の農業が行き詰まりつつあるのは明らかだ。農政と共に農協の改革は避けらえないという政権の意図は分かる。

 一方で、改革を進めようとすれば摩擦が生じる。突破するには強いリーダーシップが必要だとしても、同時に指導者の考え方を丁寧に説明し、議論を通じて異論をすくいとっていくプロセスもまた欠かせない。

 原発再稼働が問われた滋賀県、米普天間飛行場の県内移設が争点となった沖縄県。昨年来、自民党が支援する候補が敗れた知事選を振り返ると、いずれも地元の意思よりも「国策」を優先しようとする政権の姿勢が拒否されたという構図が浮かび上がる。」と指摘した。

 最後に社説は、「4月の統一地方選を控え、安倍首相は昨日の党役員会で「敗因分析をしっかりしたい」と述べた。

 今回の結果を、農協改革是非という狭い枠組みだけでとらえるべきではないだろう。問われたのは、民意に対する安倍政権の姿勢そのものだ。」と締めくくった。

 読んで勉強になった。

 原発再稼働が問われた滋賀県、米軍普天間飛行場の県内移設が争点になった沖縄県、農協改革が主要な争点になった佐賀県で、自公の推薦候補が敗れたことは、日本に民主主義が根付いていることの証左であり、賛否はともあれ既存の制度政策を変えることの難しさを教えてくれた。

 たぶん、既存の制度政策に慣れ親しんだ人々にとって、その変更は「より、自由に、楽しく、豊かに、便利になる」等々のメリットが明確に示されなければ、慣れ親しんだ現状が一番居心地がいいんだもの。

護憲の立場からは、今の憲法の良さを、国内外に、知らせ定着させる日々の努力が大切のような気がしてきた。 


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by sasakitosio | 2015-01-16 07:12 | 朝日新聞を読んで | Trackback