憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

クリスマス粗閣

12月23日付東京新聞29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、ルポライター・鎌田慧氏だ。今日は、この筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「寒風に吹かれて街を歩いていた。剥がれかかったポスターがバタバタやっている。横を向いた安倍さんの度アップ。大きく、「まっすぐ、景気回復」左下に小さく「実感を、その手に」。

 広告社が腕を振るった作品のようだ。」と切り出した。

 つづけて筆者は、「急によみがえった。戦後の読売新聞社争議の立役者だった鈴木東民の妻、ゲルトルート1933年1月、ヒトラーが政権をとる直前、ベルリンでの思い出。 公園のベンチに座っていた失業者が、仲間の一人にこういっていた。

 「俺はヒトラーに賛成していない。けれども、もしヒトラーが政権をとるようなことがあったら、失業ってのはなくなるだろう」(拙著「反骨 鈴木東民の生涯」)

 彼女に会ったのは、もう30年も昔のことだ。ベンチに座った失業者の話を聞いたわけではない。それでも妙に情景が心に残っている。」と教えてくれる。

 さらに筆者は、「いま、日本は非正規労働者が約40%。安倍さんが景気を回復させる、というのに期待せざるを得ないほどに、生活が苦しい。

 安倍さんはヒトラーと同じだ、との失礼はいわない。が、まず大企業労働者の賃金を上げようとする手法は似ている。いくばくかの賃金が上がれば、武器輸出、原発再稼働、憲法改悪、戦争経済の一本道も気にかけないほど疲弊している。」と指摘した。

 最後に筆者は、「まっすぐ、景気回復、第惨次内閣」。実害を、その手に、クリスマスプレゼント。」と締めくくった。

 苦みと辛みが効いていて、おもしろい。ヒットラーが「大企業の労働者の賃金を上げようとする手法」を採ったとのことは、初めて知った。ヒットラーについては、若いころ本屋で「ヒットラー」に関係する「本」を片っ端から買ってきて読んだが、あの国家的狂気はなぜ起こったのか、よく分からず仕舞いだ。

 また、安倍総理の演説の調子は、国民を湧き立たせるという点で、とてもヒトラーには及びもつかないところが、日本国民にとって幸運だったような気がするが?

 ただ、為政者が国民に、政治も経済も先に明るい展望を示せない国家・社会情勢の閉塞状態は、似ているような気がするが?


[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/21418091
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2014-12-25 07:03 | 東京新聞を読んで | Trackback