憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

政治的詐欺

12月21日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は法政大教授・山口二郎氏だ。今日は、この筆者に学ぶことにした。

まず筆者は、「衆院選は自民党大勝という結果となり、形の上では安倍政権が国民の信を得たことになる。案の定というべきか、安倍政権は選挙戦中ほとんど議論しなかった憲法改正などのテーマを含めて、自民党の政策は国民の支持を得たと称している。

 そして、原発再稼働に向けて原子力規制委員会は、高浜原発が規制基準をクリアしているとの審査書を了承した。経済界に向けては、来春に賃上げをするよう要請する一方で、介護費用を抑制するため事業者の報酬を引き下げる方針が示された。また、子育て世帯向けの給付金も来年度は休止したいという方針も明らかにされた。」と教えてくれる。

 つづけて筆者は、「選挙期間中は、安倍晋三首相も自民党も猫をかぶっていただけである。選挙が終われば何をやっても大丈夫と、開き直っている。多少は世論の反発を受けるかもしれないが、次の選挙まで覚えている人などいないと、高をくくっている。

 要するに国民はなめられているのである。その意味で今の為政者は、詐欺師同然である。」と指摘した。

 最後に筆者は、「選挙後の世論調査で、安倍政権に反対だが、野党にはもっと期待できないという民意が明らかになった。しかし、誰がやっても同じと言うわけではない。選挙で白紙委任を手にいれたのち、国民を痛めつける政策を展開する政治家を選んだことに人々が気付けば、政治の流れも変わるだろう。」と締めくくった。

 筆者の「今の為政者は詐欺師同然である」との指摘は、面白い。ただ、この種の詐欺は、多くの場合、行為者に人をだましているという自覚がない。もっと手に負えないのは、だまされた当事者に自覚・や怒りが生まれにくいということだ。

個人間の約束と違い、その口約(公約)違反に、怒りよりも「呆れ」が先に沸くようだ。かくして、詐欺師が為政者になったのか、為政者が詐欺師になったのか、不思議な世の中が続く。気付け薬は、筆者指摘の「国民を痛めつける政策」かもしれないのが残念だ。 


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by sasakitosio | 2014-12-22 06:38 | 東京新聞を読んで | Trackback