憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

圧勝報道の害

12月17日付朝日新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。今日はこの筆者に学ぶことにした。

 まず筆者は、「15日朝刊の見出しを見た私は首をひねった。「自公大勝 3分の2維持」(朝日新聞)

 「自公圧勝 320超」(読売新聞)

 「自公3分の2維持」(日経新聞)

 「自公3分の2維持」(東京新聞)。

 唯一の例外は毎日新聞で「自民微減 291議席」。

そうですよ。「犬が人を噛んでもニュースにならない」という箴言をお忘れか。選挙前も「自公は3分の2超」だったのだし、4日朝刊では「自民、300議席超す勢い」などと各紙が報じていたのだから、今度の選挙の注目ポイントは、この低投票率にもかかわらず「自民党が議席を減らしたことだろう。」と指摘した。

 つづけて筆者は、「実際、比例区での自民党の得票率は33.1%。昨年参院選における比例得票率34.7%をわずかだが下回る。有権者は安倍自民党に委任状を渡してなどいないのだ。それを「圧勝」と書くからやる気を失うわけよ。

 とはいえ、特定秘密保護法や集団的自衛権の行使容認を不意打ちのような形で実現させた政府与党。今度も「圧勝」を楯に、好き放題をやるはずだ。次の焦点はもちろん改憲。来年中には日程に上がる可能性もある。」と指摘した。

 最後に筆者は、「民意を反映しない選挙制度はバカの極みだが、腐るのはやめておこう。安倍自民党の支持者は3人に一人。有権者全体では6人に一人しかいない。」と締めくくった。

 いつもながら、面白い。「民意を反映しない選挙制度はバカの極みだが」のくだりは、特に面白い。

「バカの極み」から、せめて「ほどほどのバカ」か「まあまあのバカ」程度に変えてほしいところだが?遅々としてすすまない。

 何せ、筆者指摘の「バカの極み」の誕生装置から「生まれた」議員だけが、公職選挙法を変える権限を持ってるのだから!!

 憲法改正のための国民投票法が出来たそうだが、憲法を変える前に、民主主義の進化・深化のために、公職選挙法をして、せめて数パーセントの誤差で「民意を正確」に反映できる「装置」に変えることこそ、国民投票にかける課題ではないか?


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by sasakitosio | 2014-12-18 06:59 | 東京新聞を読んで | Trackback