憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

日付の意味は

12月10日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という欄がある。筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。 今日はこのコラムに学ぶことにした。

 まず筆者は、「こういうコラムを担当していると「気の利いたことを書かなくちゃ」という下心がつい作動する。

 それでたとえば「本日から特定秘密保護法が施行される。そして本日、12月10日は世界人権デーである」と書きそうになるわけだ。「世界人権宣言が採択された日なのに、何と皮肉な巡り合わせ」「まるで悪夢のようだ」なんてね。」と切り出した。

 つづけて筆者は、「しかし、この種の日付の符合にたいした意味はない。安倍政権にそんな知的な悪意を発動させる知恵があるとは思えないし、秘密保護法はとっくに施行されたも同然だからだ。金澤弁護士会が秘密保護法反対活動を自粛したのはその一例。官邸のメディアに対する介入も度を越しており、自粛効果は抜群だ。それだけでこの法律は十分奏功しているのである。」と指摘した。

 つづけて筆者は、「もうひとつ、12月14日の投票日は赤穂浪士の討ち入りの日である。 民主党の海江田万里代表は二日、街頭演説で「私たち一人一人も義士になり、討ち入りを果たさないといけない」と述べたそうだが、「討死しそうなのは野党」と返り討ちに遭う始末。」と指摘。

 最後に筆者は、「投票日=討ち入りに日という認識はむしろマイナスだから。期日前投票制度がある以上、今日も明日も明後日も投票日。「14日までに」投票すればよいのである。その方が投票率も上がるはず。気の利いた一言に溺れるなかれ、コラムも野党もね。」と締めくくった。

 読んで面白かった。特に「討死しそうなのは野党」は、かわいそうなほど当たっているような気がした。そのうえ、野党に、「特定秘密保護法、原発再稼働、集団的自衛権行使容認」という三本の「毒矢」で、日本国憲法がマヒしかかっているのに、「命懸けで=党を賭けて」、懸命に、必死に「憲法擁護で」戦っている姿が「国会はじめどこにも」見えない気がしてならない。

 野党も含めて、日本における「戦後民主主義からの脱皮」を「時代」が求めているのかもしれない。


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by sasakitosio | 2014-12-11 06:29 | 東京新聞を読んで | Trackback