憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

日銀総裁の説明責任

11月11日付朝日新聞社説下に、「社説 余滴」という署名入りのかこみ記事がある。筆者は、経済社説担当小陳勇一氏だ。今日は、この記事に学ぶことにした。

 まず筆者は、「日本銀行が追加の金融緩和を決めた10月31日。ちょうど金融政策決定会合が開かれていたころ、私は論説委員の会議で、金融政策の見通しを説明した。

 「今日の政策変更はありません。日銀は強気の経済見通しを維持するでしょう」

 「追加緩和」のニュース速報にあぜんとしたのはそれから二時間後のことだ。

 もっとも驚いたのは私だけではなかったことは、その後の市場の動きを見れば明らかだろう。」と切り出した。

 つづけて筆者は、「「金融政策に変更なし」と見たのには、私自身が、追加緩和は効果より弊害が大きいと考えていたことが影響したかもしれない。しかし何よりも大きいのは、黒田東彦日銀総裁のそれまでの発言だ。

 「景気回復のメカニズムはしっかり働いている」

 「2%の「物価安定の目標」の実現に向けた道筋を順調にたどっている」。そんな見方を、黒田総裁はニューヨークでも日本の国会でも、金融政策決定会合の直前まで繰り返した。

 一方、日銀と民間エコノミストとの間には埋めがたい溝が広がっていた。日銀が昨春異次元緩和導入の際に掲げた「2年で2%物価上昇率」という目標を達成できると考えるエコノミストはほとんどいなくなっていた。

 黒田総裁もさすがに無理を感じたのか。選んだのが追加緩和だった。

 しかし疑問は消えない。なぜ今なのか、なぜ追加の規模は10兆~20兆なのか。総裁会見でも、出てきたのは「デフレ脱却に向けた揺るぎない決意を表明する」といった言葉ばかり。効果を具体的に説明できないから、市場を驚かせて煙に蒔こうとしたのではないか、と思ってしまう。」と指摘した。

 さらに筆者は、「かって「サプライズ効果」に金融政策効果の有効性求める考え方があった。しかし現在では、金融政策の意図や先行きなどを説明して理解を得ることで、市場、そして経済に影響を与えるべきだという意見が世界の中央銀行には多い。1998年に施行された新日銀法も、日銀の独立性と共に透明性をうたう。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「サプライズ効果を一概に否定するわけではないが、日銀には、今の政策がどうゆう仕組みで2%

の物価上昇につながるのか、経済の状況がどう変われば政策変更がありうるのか。丁寧に説明する責任がある。

 「サプライズ」に頼っていては、いずれ黒田総裁の言葉に耳を傾ける人はいなくなるだろう。」と、締めくくった。

筆者の指摘のように、「日銀には、今の政策がどうゆう仕組みで2%の物価上昇につながるのか」、「経済状況がどう変われば政策の変更がありうるのか」等を丁寧に説明する責任がと思った。そして併せて、物価上昇の2%、併せて「所得の2%以上のアップ」の仕組みを丁寧に説明してほしいし、政策変更の後の、物価と賃金について丁寧に説明してほしいと思った。


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by sasakitosio | 2014-11-24 15:50 | 朝日新聞を読んで | Trackback