憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

予算事後点検 体制強化を考えよう

 11月9日付朝日新聞社説に、「予算事後点検 体制強化を考えよう」の見出しで、会計検査院の決算検査報告が載った。

 今日は、この社説に学ぶことにした。 

先ず社説は、「ダムの維持管理で、砂がたまっているのを放置したり、漏水の測定を怠ったりという例があちこちにある。農林漁業の6次産業化で成果が上がらない例が目立つのは、販路など事前の調査が足りないためだ・・・。

 会計検査院の13年度の決算検査報告には、ずさん、不正な事業の例が600件近く示され、過払いや徴収漏れなどの総額は2800億円を超えた

 財政難は深刻だ。今春の消費増税をはじめ、国民はさまざまな負担増に直面している。予算の使い方がいい加減では、国民の納得は得られず、財政再建などおぼつかない。まずは指摘された問題点を各省庁が改め、事業を一つひとつ見直していくしかない。

 その上で、予算の事後チェックの仕組みをどう強化するかも考えたい。役所も政治家も予算の獲得には熱心だが、どう使われ、どんな成果を上げたかには無関心という長年の悪弊に、どうメスを入れていくか。」と切り出した。

 つづけて社説は、「内閣、国会、裁判所のいずれからも独立している会計検査院の責任は重い。

 検査院は、予算や法律に従って会計処理され、適正に表示されているかという観点で検査するほか、近年は財政難を踏まえて経済性や効率性、有効性を重視している。

 できるだけ少ない予算で国民が必要としているサービスを提供するには「ルールに沿って支出しているか」だけでなく、ルールそのものを不断に見直すことが不可欠だ。検査院は積極的に取り組んでほしい。

 政府の仕組みとしては、総務省の政策評価や、財務省の予算執行調査もある。

 総務省は、省庁が所管業務を自己評価する際の旗振り役を務めつつ、政府全体のさまざまな事業を直接評価し、改善点を勧告している。

 その際の視点は「必要性、有用性、効率性」で、検査院が力を入れる方向と重なる。財務省の予算執行調査の狙いも「効率的・効果的な予算の活用」だ。

 3者は定期的に会合を開いているが、重複を避けるための調整にとどまらず、ノウハウの交換など相乗効果をめざしてほしい。そうした取り組みを重ねて行けば、現在の仕組み自体の改善に向けた課題も浮かぶ。

 国会も自らの役割を自覚するべきだ。

 米国は、会計検査院が議会に属し、日本に比べて手厚いスタッフが政策を幅広く分析している。政党の思惑から検査の中立性が損なわれる危うさも指摘されるが、研究を深めてはどうだろう。」と締めくくった。

 社説指摘の「予算の使い方がいい加減では、国民の納得は得られず、財政再建などおぼつかない。」との点は、その通りだと思う。政府への信頼の欠如の、最大の原因は、この点にあると思う。国民の中でも、負担を甘受するする人たちの信頼を裏切るのは、天下りと税金の無駄遣いだ。

 総務省、財務省、国会の決算審査、等、既存の組織が、十分に責任を果たしていても、会計検査院の検査で「過払いや徴収漏れが2800億円」を超えたとすれば、情けない話ではないか?

 予算を執行する、税金を使う皆さんは、税金は「国民の血税」であるとの自覚が足りないのではないか?


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by sasakitosio | 2014-11-15 08:33 | 朝日新聞を読んで | Trackback