憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

遂行的矛盾

11月6日付東京新聞25面に、「本音のコラム」という署名入りのかこみ記事がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。今日はこのコラムに学ぶことにした。

 まず筆者は、「先週、日銀は量的・質的緩和(QQE)第二弾を打ち出した。

 自信満々の総裁会見からうかがえるのは僅差で割れた政策委員の動揺だけではない。まず、QQEの政策手段のマネタリーベースが物価やインフレ期待に効果を与える証拠は何もない。事実昨年4月に総裁が約束した二年間で2%のインフレ目標は到底不可能だ。

 QQE第二弾とは、言葉ではその効果をうたいながら第二弾を必要としたこと自体で効果を否定するものだ(経済理論の時間的不整合に相当する)。

 インフレ目標でデフレ脱却できるとするクルーグマン理論でも、どう日銀が国民のインフレ期待を操作できるかは全く不明だ。」と切り出した。

 つづけて筆者は、「今回の措置は消費税増税や政府の年金基金の国債売却・株式投資拡大とは無関係とする総裁の断言も、自ら捨てた日銀の政治的独立性を装うものであり、額面通り受け取るものは誰もいない。事実上の財政ファイナンスで王様は裸なのだが、信認維持のため裸とは言えないのだ。」と指摘した。

 最後に筆者は、「他方、バブル状況の資産市場と賃金デフレの実体経済の乖離が一層深刻化し、株などの資産を持つ者と待たざる者の格差が広がる。円安と実質賃金低下は庶民の購買力を奪いデフレを進行させる。QQEの第三弾があるとすれば、その時こそ日銀の信憑性は完全に失われる。」と、締めくくった。

 筆者指摘の、「バブル状況の資産市場と賃金デフレの実体経済の乖離が一層深刻化」と「株などの資産を持つ者と持たざる者の格差が広がる」、「円安と実質賃金の低下は庶民の購買力を奪いデフレを進行させる」等の指摘は、その通りだと思うが、庶民・労働者はどうすればいいのだろうか?

 


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by sasakitosio | 2014-11-09 05:22 | 東京新聞を読んで | Trackback