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by sasakitosio

「地元」の認識

 11月5日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。今日は、このコラムに学ぶことにした。

 まず筆者は、「九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼働へ向けて動きが加速している。

 先月28日、薩摩川内市の岩切秀雄市長が再稼働に同意すると表明。九電の瓜生道明社長も周辺8市町の首長と会って安全対策の説明に余念がない。鹿児島県は臨時議会を5日に召集し、7日にも再稼働を認める採決がされる見通しいう。」と教えてくれる。

 つづけて筆者は、「しかし、再稼働問題で登場してくる政治家たちはどうしてこうトンチキばかりなのだろう。

 同意が必要な地元の範囲は「鹿児島県と薩摩川内市で十分」という持論を繰り返す鹿児島県の伊藤雄一郎知事。重大な事故が起きたら「最終的には国が責任を取るといっている」と逃げた岩切市長。そして3日に現地を視察した際、川内を「かわうち」と読み間違えた宮沢洋一経済産業相。

 川内原発の地元とはどこなのか。、前にも書いたが、ここで重大事故が起きたら、放出された放射性物質は偏西風に乗って北東(地図上の右)方面に拡散する。影響はつまり日本列島全体に及ぶ可能性が高いのだ。」と指摘した。

 最後に筆者は、「被害者の感覚で考えがちな原発問題だけど、今後必要なのは加害者になるかもしれないという視点じゃないのか。

 首長の御機嫌は取れても、大地のご機嫌までは取れない。

 日本火山学会が原子力規制委員会に審査基準の見直しを求めたことなど、どこ吹く風。事故後の風の吹く方にもどうせ無頓着なんだろな。」と、締めくくった。

 「川内原発で事故が起きたら、影響は日本列島全体に及ぶ可能性がたかいのだ」と筆者は指摘する。そんな気がする。ならば、原発建設地だけ地元でいいのだろうか?これは、国民全体で考えなければならない、国民投票で決めなければならない、重大問題なのではないか。事故の尻拭いを電気料金の上乗せで払わさられる「国民の意向を全く聞かないで」、原発所在県・市の首長の同意だけで事が進められことに、理不尽さを感じた。 


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by sasakitosio | 2014-11-08 06:36 | 東京新聞を読んで | Trackback