憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

明るい未来

 10月21日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という書名入りの囲み記事がある。筆者は、ルポライター・鎌田慧氏だ。今日はこのコラムを学習することにした。

 まず筆者は、「10日ほど前、福島県双葉町の「帰還困難区域」の一部をまわってきた。

 帰還困難は行政用語で、「奪われた故郷」のことである。かって本紙にも登場した大沼勝治さんの、自宅の片付け作業についていったのだ。

 27年前、小学校の宿題で大沼さんがつくらされた「原子力明るい未来のエネルギー」の標語が、鉄製のアーチに掲げられている。もはやだれも買い物にくることのない、双葉町商店街入り口の悲しい光景である。」と切り出した

 つづけて筆者は、「原発から5キロ目の前の国道6号まで「中間貯蔵施設」という名の「最終処分場」にされそうだ。海岸通りとちがって、この辺りは高台で津波の被害がないため、住宅はそのまま残っている。

 が、ついに倒れる家が出始めた。爆発事故から三年半、歯を食いしばるように立ち続けてきたのだが、あたかも膝を屈するように、前のめりに歩道に崩れ落ちている。

 2011年5月、初めて福島から海岸沿いの南相馬市に向かって飯館村を通過したとき、田植えもなく、前年に刈り取った稲株が黒く断ち腐れになっているのを見て、胸を突かれる思いだった。いま、大熊町、双葉町の田園は、どう猛なセイタカアワダチソウと白いすすき、除染土を入れた黒い袋でおおわれている。」と教えてくれる。

 最後に筆者は、「大熊町で車内の放射線量は8.6マイクロシーベルト。側溝で20.4マイクロシーベルト。大沼さんは破滅のエネルギーという。」と締めくくった。

 読んで、「「原子力明るい未来のエネルギー」の標語が、鉄製のアーチに掲げられている。」とのこと。誰もいない商店街入り口の光景が目に浮かぶようだ。これが、原発事故から三年経った風景だと思うと、悲しさよりも為政者に対し怒りさえわいてくるのだが?


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by sasakitosio | 2014-10-30 07:55 | 東京新聞を読んで | Trackback