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by sasakitosio

日本軍の最大の恥

 1015日付東京新聞朝刊4面に、「日本軍の最大の恥」との見出しで署名入りのかこみ記事がある。筆者は、ノンフィクション作家・保坂正康さん(74)だ。

 今日はこの記事に学ぶことにした。

 まず筆者は、「特高作戦は日本軍の最大の恥だ。

 20世紀の戦争で、国家の意思として十死零生の作戦を採用した国はなく、これほど人命が軽視されたことはなかった。政治が軍事をコントロールできなかったことの弊害だ。」と切り出した

 つづけて筆者は、「特攻作戦は海軍の大西瀧治郎中将が考えたとされているが、「最後は人間の命が軍備だ」と言う考えは、以前からあった。それが採用されたのがレイテ決戦だったということ。

 陸海軍の教育、考え方、基本的な戦略に誤りがあった。

 自分たちが特攻を命じたのではなく、志願があったという形にしたのは、作戦のおかしさを知っていたということ。卑劣なことだと思う。」と指摘した。

 さらに筆者は、「特攻作戦の戦果は、はっきり数字は出てないが、アメリカは次第に対応策を講じていた。沖縄戦末期になると、飛行機もおんぼろで、十分に訓練していない特攻隊員も多かった。

 特攻隊員は、その時代、勇敢果敢に、あるいは矛盾を感じながら死にたくないとおもって行っているわけだから、気持ちをおもんばからなければいけない。」と指摘した。

最後に筆者は、「彼らの真摯さに対して謙虚に頭を下げたい。

 ただ、国家に対する犠牲的な行為だと美化することは、仲間内でのヒューマニズムにすぎない。敵と向かい合えばアンチヒューマニズムだ。 

 センチメンタリズムだけで歴史を見てはいけない。

 特攻隊員の遺書は涙なくして読むことはできないが、こんな目にあわせたのは誰なのかと考えなければいけない。

 それは国であり軍事指導者。涙だけで見ていたら、それが見えなくなってしまう。」と締めくくった。

 「特攻隊員の遺書は涙なくして読むことはできないが、こんな目に遭わせたのは誰なのかと考えなければいけない。それは国であり軍事指導者。」との指摘は、過去幾多の平和集会で聞いた話の中で、初めて聞いたような気がした。

 また、記事を読んで、戦争の悲惨さを伝えることはもちろん大切だが、その責任の所在を考えることは、次なる戦争を防ぐ妙薬ではないかとおもった。


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by sasakitosio | 2014-10-21 20:28 | 東京新聞を読んで | Trackback