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by sasakitosio

謎多い「ホラサン」攻撃

 10月5日付東京新聞社説横に、「太郎の国際通信」という署名入りのかこみ記事がある。筆者は、ジャーナリスト・木村太郎氏だ。今日は、この記事を学習することにした。
 まず筆者は、「「えっ、なにそれ?」テレビのオバマ大統領に向かって思わずそう言ってしまった。
 先月23日、米国がシリア領内の「イスラム国」の拠点に空爆を始めたことを大統領がホワイトハウスの庭先で発表した時のこと。大統領は一通りの説明をした後こう続けて言ったからだ。
 「同時に、私たちは合衆国とその同盟国に対する陰謀を阻止するため、シリアで活動するアルカイダの下部組織で「ホラサン・グループ」と呼ばれる部隊に対して攻撃を行った。」
 長年中東問題を取材し、過激派に関わる情報も漏れなく目を通していたつもりだった。しかし「ホラサン」と名前に接した覚えはなかった。
 それは私だけではなかったようで、この後欧米のマスコミもこの「ホラサン」というグループについてあらためて情報機関に取材して伝えだした。」と教えてくれる。
 つづけて筆者は、「それらをまとめると、「ホラサン」グループはウサマ・ビンラディンの後継者のアイマン・ザワヒリの指示でひそかに結成された組織で、パキスタンやアフガニスタン、イエメンで戦っているベテランのテロリストが集められた。
 その目的は欧米に対するテロ攻撃で、欧米国籍のイスラム教徒を募集しシリア領内の拠点で訓練の上、帰国の旅客機内で自爆テロを実行させることだという。
 そのため、アルカイダで「爆弾名人」と呼ばれたイブラヒム・アルアシリと言う人物が参加しており、空港の金属探知機をすり抜けられるようにプラスチック製の「ステルス爆弾」を開発していた。
 靴や携帯電話などに隠して機内に持ち込む計画だというが、米国の情報機関はこの計画を数か月前に知ったようで、今年7月、米運輸安全局が中東や欧州から米国に向かう旅客機に充電していないラップトップコンピューターや携帯電話の持ち込みを禁止した。」と教えてくれた。
さらに筆者は、「米軍は今回の爆撃で「ホラサン」の司令部や通信施設、爆弾工場、戦闘員訓練所を破壊したといい。とりあえず米国への差し迫ったきけんが除去できたかもしれない。
 ところが、先月28日、米クリスチャン・サイエンス・モニター紙に「ホラサン真の脅威だったのか?」というアンナ・モーリン記者の記事が掲載された。
 「イスラム国」への空爆は新たな軍事行動なので、米大統領は議会に承認を求めなければならない。一方アルカイダに対して議会は既に2001年攻撃を承認している。
 そこで「イスラム国」をアルカイダの組織で「ホラサン」と抱き合わせで攻撃すれば、議会に新たに承認を求めずに済むので、あえて「ホラサン」の脅威を煽ったのではないかと言うのだ。
 この「ホラサン」の問題は謎が多い」と結んだ。
 読んで、アメリカの内情の一端が分かったような気がした。
議会制民主主義が機能していて、大統領も議会を無視して勝手に戦争できないらしいことが分かった。「ホラサン」の続報が聞きたくなった。
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by sasakitosio | 2014-10-14 07:56 | 東京新聞を読んで | Trackback