憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

首相所信表明 大事なことを話さねば

  9月30日付東京新聞社説に、「大事なことを話さねば」の見出しで、首相の所信表明のことが載った。
 今日はこの社説に学ぶことにした。
 まず社説は、「安倍晋三首相の所信表明演説には、消費税率10%への引き上げも、集団的自衛権と言う言葉も登場しなかった。国民の関心事に全く触れない演説では、説明責任を果たしたとはとてもいえない。
 「行間を読め」ということなのか。言質をとられることを避けたのか。そもそも説明する責任などないと、開き直っているか。きのうの所信表明演説である。
 9月初めに発足した第二次安倍改造内閣は「地方創生」を最重要課題に掲げ、臨時国会も「地方創生国会」と位置づける。
 首相は愛知県旧稲橋村(現豊田市)に生まれた明治期の農業指導者、古橋源六郎暉兒が植林や養蚕、茶栽培という土地に合った産業を興した例などを紹介し「日本の中に眠る可能性を開花させることでまだまだ成長できる」と訴えた。」と教えてくれる。
つづけて社説は、「人口減少や超高齢化社会の到来は日本全体、特に大都市圏以外の地域に深刻な問題だ。
 どう克服し、若者が将来に夢や希望を持てる社会、経済をつくるか。一部自治体の消滅という研究も発表され、地域再生は喫緊の課題だ。演説の多くが地方創生に割かれたことも理解する。
地域の発展を妨げる規制の打破はもちろん、権限、財源の自治体への大胆な移譲も求めたい。
 ただ、国民が直面する課題はそれにとどまらない。
 まず、経済、実質賃金が上がらず、景気が4月の消費税増税で腰折れしても、消費増税は来年10月、10%に再増税されるのか否か。国民の関心が集まるのは当然だ。
 しかし、首相は「慎重に目配りしていくことが必要だ」と素っ気ない。景気動向を見て、国会終了後の12月判断するつもりなのだろうが、国会論戦のためにも考えを示すべきではないか。
 もう一つは、集団的自衛権の問題だ。安倍内閣は7月1日、政府の憲法解釈を変更し、行使を容認する閣議決定を行った。
 平和主義、専守防衛など、戦後日本の」「国のかたち」を変える方針転換だ。世論調査でも依然、行使容認反対は6割を超える。なぜ堂々と方針を示して、国会論戦に臨まないのか。来年以降の法整備を念頭に「切れ目のない安全保障法制の整備に向けた準備を進める」と言うだけでは、説明を避けたとのそしりを免れまい。」と指摘した。
 最後に社説は、「首相が自らの考えを、全国民を代表する国会の場で披瀝しようとしないのは許されない。
 各党首はきょうから始まる代表質問で、徹底的に問いただすべきである。」と締めくくった。
 正直、首相の所信表明を聞く気にならなかった。それは社説指摘のように、そもそも説明する責任などないと開き直りっぱなし、国民や国会をはぐらかしっぱなし、がこの間ズート続いている。それを、野党も与党も、国民感情に沿ってとがめだてができないという、ふがいなさ。
 所信表明に消費税再増税や、集団的自衛権に触れない演説をする神経が知れない。また、横綱が、横綱相撲を取らないで、けた蹴り、うっちゃり、肩透かし、これではつまんなくて、見る気がしなくなる。
社説を読んで、ますます、日本における議院内閣制の制度疲労を、強く感じた。
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/21165763
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2014-10-01 07:32 | 東京新聞を読んで | Trackback