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by sasakitosio

平和と教会存続で葛藤  伝言あの日から70年

 9月15日付東京新聞朝刊6面に、「平和と教会存続で葛藤」「伝言あの日から70年 」「宗教統制」「後悔から牧師辞任」「同級生からいじめ」等の見出しで、戦中の「キリスト教会」のことが載った。記者は大平樹さん。
 今日はこの記事を学習することにした。
 記事は、「倉本聰さんの父の故山谷太郎さんが「決戦下に於ける伝道」を月報に投稿した信濃町協会(東京都新宿区)で当時牧師だった故福田正俊さんの三男啓三さん(75)は、父の生前、聞き取りを重ねた。父は軍隊に召集された信徒に対して「戦ってくれとも言えず、適当にやれとも言えない。キリスト者として良心的にやってくれと言うしかなかった」と振り返った。終戦直後、戦争に反対しきれなかった後悔から牧師を辞任した。啓三さんは「平和を唱えたい思いと、教会を預かる牧師の立場との間で、父は苦悩していた」と話す。
 牧師の家族も悩んだ。「お前の家はスパイだ。と言われた」。藤沢一清さん(79)=西東京市=は、父の故・繁さんが戦時中に長崎パブテスト教会(長崎市)の牧師だったことで、同級生にいじめられた。国民学校では教師から「天皇は神様だ」と教えられた。「戦場で天皇陛下万歳と言って死ねるか」と問われ、「できます」と答えさせられた。どちらも父が語る教えと異なっていた。」と教えてくれる。
 つづけて記事は、「礼拝に集まった信徒たちは、教会の東側の壁に礼をした。クリスチャンにも、皇居の方向に向かって天皇を拝む「宮城遥拝」が義務付けられていた。最後列は、祈りもせず讃美歌も謳わずに礼拝を見張る特高警官が二人いた。教会の裏庭で母が、父の説教ノートを破って七輪で一枚ずつ焼いているのも見た。「特高に目を付けられたときに、証拠として残らないようにしたのではないか」
 当時の藤沢さんにとって、学校の教えと違うことを話す父は、疎ましい存在だった。周りの大人たちが出征する中、専門学校卒の父が兵役を免除されていた引け目もあった。戦況が厳しきなってた1944年4月に父が軍隊に召集されると、悲しがるどころか「わが家もようやく一人前になった」と喜んだ。
 大黒柱を失った家は、長崎の市街地を見下ろす山腹へ避難した。45年8月9日、サツマイモ畑にいた藤沢さんは、目の前で弾けるような強い光と爆風を体験した。広島に続いての原爆投下。爆心から約3キロにあった協会はめちゃクチャになった。無数のガラス片が刺さった上等でもないない机を父は戦後も使い、藤沢さんが受け継いで使い続けている。「大人も子供も人格を破壊するのが戦争だ。」と教えてくれる。
 さらに記事は、「藤沢さんが幼少期を過ごした長崎バプテスト教会は、戦争当時の教会について記録はない。64年から教会に通う最古参の馬場栄一さん(74)も当時の状況を聞いたことがない。2006年に発行した教会の100年史も、年表に「戦時保育園を開設して戦時体制に協力」という一文が記載されているだけだ。今の牧師は韓国から07年に来日した曺銀珉さん(37)。「信仰を制限された世の中なんて、想像するだけで悲しい」と話す。大学では原子力工学を学んだ。長崎の原爆資料館で被害の大きさを知り、研究者の一人として申し訳なさで胸がいっぱいという。
原爆で亡くなった7万4千人のうち、1万人が朝鮮半島の人びとだった。」と教えてくれる。
 最後に記事は、「教会が戦争のことを今に伝えるのは、毎週日曜日の礼拝だ。原爆の投下の時刻の11時2分に、礼拝堂で小さな鐘が7回鳴る。馬場さんは「戦争の記憶をどうやって語り継いでいくかは大きな課題だが、平和を祈る気持ちは多くの人が共感できる。祈りが広がるように、私たちは礼拝を絶やさずつづけていく」と語った。<以下略>」と結んだ。
 読んでいくつか新たに知ったことがある。
 なかでも、「信濃町協会の福田正俊牧師は、終戦直後、戦争に反対しきれなかった後悔から牧師を辞任した」との記事は、良心的な宗教家の苦悩と心情を理解するに役立った。
 そして、「長崎バブテスト教会で、クリスチャンも、皇居の方角に向かって天皇を拝む「宮城遥拝」が義務付けられていた。最後列には、祈りもせず讃美歌も歌わずに礼拝を見張る特高警官が二人いた。」との記事は、戦時中の権力による「キリスト教信仰」への狂いじみた弾圧を目前にするようだった。
 また、64年から長崎バブテスト教会に通う最古参の馬場栄一(74)は「戦争の記憶をどうやって語り継いでいくかはおおきな課題だが、平和を祈る気持ちは多くの人が共感できる。祈りが広がるように、私たちは礼拝を絶やさずにつづけていく」と語っている。信仰を持つ人は「平和の祈り」を絶やさず続けてほしい、確かに、祈りも伝われば「力」になるでしょうから。
 そして、選挙の時には、特定秘密保護法に賛成し、集団的自衛権の行使を認めた「議員・政党」へは、間違っても投票しないでほしい、と祈りたい。 
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by sasakitosio | 2014-09-18 19:52 | 東京新聞を読んで | Trackback