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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

カワセミ モズ ゴイサギに遇う

 9月15日(月)、曇り、風なし、草に露あり、人多し。
 毎朝の手賀沼散歩、入りの柏公園6時10分。歩き始めて、足元の違いに気付いた。草原を歩くため、出る時いつも雨靴に履き替えている。家に戻って履き替えるには時間が惜しい。
 とりあえず、彼岸花の花見を先に済ませようとケヤキの林へ。一株ごとに十数本の赤い花が咲いていた。枝や葉っぱで暗いケヤキの根元がパッと明るくなったようだ。
 草原を横切って、大堀川の河口へ。緑道から川を見ると、ハクチョウの親子6羽が岸によってきて餌をねだっているようだ。ここで、公園の駐車場へ引き換えし、車の中に雨の日に備えて用意してあった「ゴムの長靴」に履き替え、再出発。
 公園の広場の草原を、急げばまっすぐと横断して、柏下の水路沿いの草原へ降りる。
 虫の声が聞こえる。田圃に雀が団体でモミをついばんでいる。
 機場の林に入り、草薮を踏み分ける。通路に入ると、滝の音が聞こえる。
 戸張側の機場の林で、虫の音の中、もも上げ体操。
 戸張下の水路沿いの草原を歩く。水路に生える葦にホオジロが止まった。すぐは逃げない。ジッと見ていると、飛んでいって沼に生える柳の天辺に止まった。今日は鳴かない。
 緑道は絶え間なく人が交差する、その点、草原歩きは人と出会わない。人の顔、目、姿を視界に見ないことで、気が散らず、ゆっくり自然を観察し、いろいろのことを考え、空想することができる。これは、自分にとって、一日のうちでも貴重な空間であり時間だ。
 途中、アシの影からカワセミが飛び、目の前の水路柵の綱に止まった。立ち止まってジーッと観察していたら、シャット水っぽい糞を跳ねて、迂回して後方の葦に止まったようだ。
 ひどり橋近くのアシ原から、モズの声が何回もした。その時は姿は見えない。大津川の土手にハクチョウの成鳥二羽がいた。脇を通ると、両の羽根を立て、首をたたみ、目でにらみ、くちばしで攻撃する、勢いだ。自分もハクチョウの首の長さ、アシの長さを計算して、十分の間合いを取って近づく。ハクチョウは、カーとか、サーという威嚇の声を絞り出す。
 こちらも、両手広げ、羽ばたいて、頭上に手で大きな輪を作り、数回ゆっくり屈伸する。おはようおはよう。なぜか、ハクチョウも威嚇をやめ、静かになった。
 ひどり橋、横の柵を使って、腕立て伏せ、スクワット。
 帰路、ひどり橋近くにある「ねむの木」の天辺でモズが鳴き始めた。
 山法師の実を拾い、食しながら、種を草原に吐き飛ばしながら、山法師の種の広がりに勝手に協力している。
 機場までの草原歩き、途中に魚がたくさんいるところがある。ときどきカワセミに遇うところ。今日はゴイサギの若鳥が一羽、魚を狙っていいた。体型もクチバシの大きさも、カワセミの何倍もある鳥だ。これも、すぐには逃げない。
 ゆっくり観察できた。色はとび色、体形は大型のカラス、くちばしは丸みを帯びてカラスよりかなり大きい。目が大きく少し赤みを帯びていた。帰って図鑑をみたら、ゴイサギの幼鳥であった。田圃の畔には、つゆ草がところどころに、青紫の花を見せる。
by sasakitosio | 2014-09-15 11:53 | 手賀沼をたのしむ | Trackback