憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

木を見て森を見ず

 9月7日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」と言う署名入りの囲み記事がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。今日は、このコラムに学ぶことにした。
 筆者は。「このところ、朝日新聞の「誤報」が右派メデアの格好の餌食となっている。もちろん誤報があれば報道機関として訂正、究明すべきである。
 ただ日本社会の正気を保つためには、朝日攻撃が燃え盛るのを座視するわけにはいかない。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「いわゆる従軍慰安婦問題について、官憲による誘拐の証言は虚言だった。しかし、人身の自由を失った状態で多くの女性が日本軍人のために売春をさせられていたことは事実である。虚言をそのまま報じた朝日の報道を批判しても、慰安婦の存在を消すことはできない。
 今日、国際社会で批判を集めているのは、誘拐・略奪による略取による慰安婦調達でなく、慰安婦の存在自体である。
 福島「原発事故の際の現地社員の行動について、他紙が吉田昌郎元所長の証言内容をつかみ、現地従業員が所長の命令に反して逃げたというのは事実ではないということがほぼ明らかになった。」と指摘した
 最後に筆者は、「朝日の誤報に関心を奪われると、「東日本壊滅」の寸前まで行った原発事故の本質を見失う。
 何れの事例でも、朝日を批判する論者とメディは、意図的に国民に木だけ見せ、森を見ないように誘導しているのである。日本を貶めているのは、事実を隠蔽し責任を逃れた軍の指導者であり、危険な原発をつくってきた官僚、電力会社である。真の責任者を見失ってはならない。」と結んだ。
 筆者指摘の、「虚言をそのまま報じた朝日の報道を批判しても、慰安婦の存在を消すことはできない」、「朝日の誤報に関心を奪われると、「東日本壊滅」の寸前まで行った原発事故の本質を見失う」、「日本をおとしめているいるのは、事実を隠蔽し責任を逃れた軍の指導者であり、危険な原発をつくってきた官僚、電力会社である」、等の指摘は、至極もっとまだと思った。軍や、官僚、電力会社の「嘘や騙し」を報じてくれる「マスコミ」は、誤報は誤報と率直に訂正してお詫びしてもらって、引きつづき応援したいと思った。
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by sasakitosio | 2014-09-10 07:12 | 東京新聞を読んで | Trackback