憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

盗聴無限 同盟国も友邦も

 8月31日付朝日新聞朝刊1面に、「日曜に想う」という署名入りのかこみ記事がある。筆者は、特別編集委員・山中季広氏だ。
 筆者は、「先日、ベルリンを訪れ、遅ればせながら、米政府によるメルケル首相盗聴事件の余波を尋ねて回った。
 米中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン容疑者が暴露した資料によると、メルケル首相の通信傍受で300件の情報を得たとある。
 「暴露資料には首相の携帯番号がズバリ乗っていた。他党党首との会話に使われていた一台で、首相はすぐ盗聴されにくい機種に買い替えました。」
 そう語るターゲスシュピーゲル紙のハンス・モナーツ記者(56)はこの10カ月あまり、ドイツ政界の反応を追ってきた。「政治権力による盗聴はここでは非常に敏感な問題。ナチス時代は秘密警察ゲシュタポが市民行動や思想を探ったし、戦後も東独では国家警察シュタージがしつこく盗聴した。その記憶がまだ生々しいからです、」
 ベルリン特別市で情報保護を担当するアレクサンダー・ディクス情報公開特別官(63)は首相だけでなく一般人のメールや通話も傍受されたこと、しかも米国家安全保障局(NSA)という米政府機関が主導したことに、人々は衝撃を受けたと話す。
 「目を覚まされた気がした。NSAから見れば、ネット上の私たちは丸裸同然だったのです」。タイプライターの売り上げが伸び、見られたくない連絡には封書郵便を使うなど、忘れていた安全策に回帰する人もいるそうだ。」と教えてくれる。
 つづけて筆者は、「ベルリン滞在中にみた資料のうち最も驚かされたのは、傍受した首脳の名を並べたリストである。計122人。サルコジ前大統領と並んで、わが麻生太郎元首相の名があるではないか。
 リストの存在は今春、独誌シュピーゲルが特報した。中国・環球網はリストに麻生氏の長あることも伝えた。
 すぐさま関連先に当たってみたが、残念ながら信憑性は確かめることが出来なかった。米高官は公聴会で「情報収集の対象に同盟国の首脳も含む」と認めたが、名前や人数は明かさなかった。真相を知るスノーデン容疑者はロシアに身をひそめたままである。」と教えてくれる。
 さらに筆者は、「さて一連の暴露資料を見ていくと、「機密/米、英、カナダ、豪、ニュージーランド(NZ)のみ配布」という指示が頻繁に登場する。軍事諜報史に詳しい小谷賢・防衛省防衛研究所主任研究官(40)によると、この五カ国は、インテリジェンスの世界ではファイブアイズ(五つの目)と呼ばれる。
 「結束ぶりは格別です。同じ英語圏のアングロサクソン系で、もともとは第二次大戦中、日独の暗号を解読するために米英が手を結んだのが源流。20世紀以降の主な戦争では常に同じ側で勝利を収めてきました」
 5ヵ国のなかにも序列があり、主役はあくまで米と英だ。外の三国は共有する機密の質や量で差を付けられる。
 もちろん日本やドイツはその輪の中にはいない。機密を分け与えられることはあるが、同時に監視も受ける。メルケル首相盗聴が示すとおりである。」と、教えてくれる。
 最後に筆者は、「聞いて思い出したのは、集団的自衛権をめぐる論点のひとつ、「米軍は有事の際、どの国から救い出すか」という問題だ。
 1990年代末、日米が防衛協力指針を見直した際、朝鮮半島にいる日本の民間人を米軍が搬送できるかが話し合われた。渋る米側が当初、チラリと示した優先順位はこんな風だった。
 ①米国籍の人、次いで米永住許可者
 ②英、カナダ、豪、NZ
 ③その他の外国人
 やはり米国にとって本音では、日本という国は③「その他」扱いなのか。
 日米首脳会談ともなれば、大統領は「最も強固な同盟相手」「世界一の友人」と持ち上げる。腹の内は違う。
 あくまで警戒を怠らない「外様」なのだ。
 そう考えると、日本の首相が盗聴されても、別段ふしぎではない。
 戦後69年経ってもなお世界はファイブアイズが回している。今年11月に25周年を迎えるベルリンの壁に触れて、指先でそう実感した。」と締めくくった。
 実に驚くべき事実を、教えてくれた「記事」であった。
 特に、下記6項目は、自分にとって、アメリカおよび世界の理解に、新基準を得たような気分だ。
 ①「ベルリン滞在中に見た資料で、傍受した首脳は計122人。 その中にサルコジ大統領と麻生太郎元首相の名があった事」
 ②「一連の機密資料に「機密/米、英、カナダ、豪、ニュージーランド(NZ)のみ配布」という指示文が頻繁に登場する」とのこと。
 ③「この五カ国は、インテリジェンスの世界ではファイブアイズ(五つの目)と呼ばれるとのこと」
 ④「日本やドイツはその輪の中にいない。機密を分け与えられることはあるが、監視も受ける」とのこと。
 ⑤「朝鮮半島有事の際、米軍が搬送する優先順位は
   1、米国籍の人、次いで米永住許可者
   2、英、カナダ、豪、NZの国民
   3、その他の外国人とのこと。
  ⑥「日米首脳会談ともなれば、大統領は「最も強固な同盟相手」「世界一の友人」と持ち上げるが、腹の内は違う。
あくまでも警戒を怠らない「外様」なのだ」とのこと。
 以上の事実を踏まえて、これからの世界の情勢を見れることは、ありがたい。
 
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by sasakitosio | 2014-09-04 07:42 | 朝日新聞を読んで | Trackback