憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

子どもへの寛容

 8月31日付東京新聞27面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。今日はこのコラムに学ぶことにした。
 筆者は、「先日、保育園が迷惑施設と受け止められているとか、公園で遊ぶ子供たちに静かに遊ぶよう指導が行われているという記事を読み、暗たんたる気分になった。
 少し前、銀座の泰明小学校の横を通ったとき、都心なのに子供の黄色い声が聞こえて私は妙にうれしい気分になった事がある。こんな受け止め方は少数派なのだろうか。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「保育園を迷惑がる大人は、静かな子共なんて不自然だと思わないのだろうか。自分も子供のころは遊び場や学校で騒いでいたことを思い出せば、今の子どもたちにもっと優しくなれるはずだが。大人がこれほど自己中心的になれば、少子化や人口減少は止まるはずがない。
 大人が子供に不寛容になっていることは、最初から使える完成した人材を求める社会の風潮の一部である。私は若者を教える仕事をしてきたが、大学に対してはすぐに使い物になる人材を送り出せという圧力が強まってきた。成長途上の若者を使いながら育てる余裕を会社は失っている。
 機械は最初から完成品でなければ困るが、人間は失敗したり、他人に迷惑を掛けたりしながら一人前になるものなのである。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「今の大人もそのようにして育ててもらったはずである。それを忘れて、次の世代に最初から有能で行儀よくあれと要求するのは、天に向かって唾を」するようなものである。」と締めくくった。
 筆者の指摘に、共鳴する。特に、子どもの黄色い声を聞いて、妙にうれしい気分になった「筆者」に、共鳴した。
 電車の中で、まだ言葉もはっきりしない幼児でも、じっと見つめると、しっかり視線をかえし、そのうちにっこりと笑顔を返す。そのたびに、妙にうれしい気分になる。幸い孫に恵まれ、孫にも「好奇心」だけは負けないように心掛けている。子どもの賑やかさを、エネルギーにして、気持ちだけでも若返りたいと思っている。
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by sasakitosio | 2014-09-03 19:44 | 東京新聞を読んで | Trackback