憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

戦争する理由

 8月28日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という署名入りのかこみ記事がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。今日は、このに記事に学ぶことにした。
 筆者は、「最近の政治と社会は戦争へ転がり落ちて行った暗い時代を思い起こさせるという議論がある。小さな幸せもあった昭和初めの庶民の暮らしは、満州事変以降ファシズム体制に飲み込まれ、敗戦で荒廃の極みに達した。この間、わずか15年。
 思想統制があったにせよ、国民がファシズムを支持したというのがポイントだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「他方、民主主義の下でなぜ戦争が起きるのかを知るには米国の例が重要だ。実際、米国は建国以来、国際紛争の解決のために戦争やクーデター支援やジェノサイド(民族大量虐殺)を躊躇してこなかった。フィリピン植民地化、中南米独裁政権の支援、(ブラジル、チリ、グアテマラ等)、ベトナム戦争など。湾岸戦争やイラク侵攻もそうだ。
 ルーベンスタイン著「殺す理由」はこう説明する。
 米国人の生命・財産・海外権益だけでなく、自由や文明秩序といった米国的価値観を邪悪な敵が侵害する時に限り、つまり米国の拡大された「自己」の自衛権行使として米国民は戦争に同意するという。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「同書は邪悪な敵とは自分の影の分身であり、戦争とは紛争解決努力の否定だという。
 軍備拡張と政治的弾圧の中国や北朝鮮が戦前日本のデフォルメした姿であり、安倍政権の奉じる国家主義の行き着く先あるからこそ、仮想敵とされるのであろう。」と締めくくった。
 読んで勉強になった。特にルーベンスタイン著「殺す理由」に
 ①「米国人の生命・財産・海外権益だけでなく、自由や文明秩序といった米国的価値を邪悪な敵が侵害する時に限り、つまり米国の拡大された「自己」の自衛権の行使として米国民は戦争に同意する」、とあるとのこと。
 ②「邪悪な敵とは自分の影の分身であり、戦争とは紛争解決努力の否定」、とあるとのこと。
 この視点は、アメリカの過去と現在と将来を見る上で、大切なことのような気がした。
 筆者の「軍備拡張と政治的抑圧の中国や北朝鮮が戦前の日本のデフォルメした姿であり、安倍政権の奉じる国家主義の行き着く先であるからこそ、仮想敵とされるのであろう」との指摘は、なるほどそういう見方もあるかと新鮮な気がした。
 
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by sasakitosio | 2014-08-31 10:29 | 東京新聞を読んで | Trackback