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by sasakitosio

金目より大切なこと 中間貯蔵施設

 8月26日付東京新聞社説に、「金目より大切なこと」と言う見出しで、中間貯蔵施設のことが載った。今日は、この社説に学ぶことにした。
 社説は、「福島原発事故の除染廃棄物は野ざらしにされ、復興にも支障を来す。とはいえ、交付金などと引き換えに原発立地地域に押し付けるというこれまでのようなやり方では、核のごみ問題は解決しない。
 福島県郡山市から川内村へと向かう道すがら、大きな黒い袋が道沿いに小山のように積まれているのが、しばしば目についた。
 土、砂利、木の枝や葉・・。東京電力福島第一原発事故の放射能除染作業に伴う廃棄物が詰まったフレコンバック(除染袋)の仮置き場だ 「見ているだけで気がめいる」と近所の人は言う。
 政府は最長30年間保管する中間貯蔵施設を造り、来年一月までに搬入を始める予定でいる。
 ところが建設候補地に挙げられた双葉、大熊両町との受け入れ交渉が難航し、建設のめどは立っていない。
 6月には石原環境相の「最後は金目でしょ」という失言があり。、交渉はさらに複雑にした。
 政府は10月の福島県知事選を前に突然、両町や県などに拠出する交付金を30年間で3000億円と、三倍に吊り上げた。そして今回、原発事故で下落した用地の差額を福島県が補てんすることで、受け入れに向かうという。」と教えてくれる。
 つづけて社説は、「残土は見えにくくなる。だが、それだけでいいのだろうか。
 候補地はいずれも原発のある自治体だ。原発立地地域の住民ほど、安全安心は「金目」に変えられないと、身に染みた人はいないだろう。しかも、内閣改造や知事選を控えた時期である。反発をより強めた人も多いに違いない。
 そもそも、「とりあえず中間貯蔵」というその場しのぎの考え方は、もう通用しないのではないか。最終処分の展望があるから「中間貯蔵施設」と言えるのだ。
 中間貯蔵施設候補地の住民が一様に不安視するのは、例えば30年という時間の流れの中で、そのまま最終処分場にすり替えられていくことである。
 中間貯蔵施設は「除染と復興を進めるために不可欠」と政府は言う。だとすれば、提示すべきは「金目」だけではないはずだ。最終処分へのより具体的な道筋と方法ではないのだろうか。
 本来廃棄処理は、排出者の責任だ。だが現実には電力会社に、その力も技術もない。使用済核燃料の最終処分はもっとずっと大変だ。この上原発再稼働を認めれば、行き場のない核のごみが増え、悩みが深まるだけではないか。」と締めくくった。
 読んで、勉強になった。
 最終処分場の展望があるから「中間貯蔵」といえるのだ、との社説の指摘は、理解できる。その意味からも、ここでも、政府は国民に「ウソ」をついていることがわかる。中間貯蔵施設は「除染と復興を進めるために不可欠」と政府が言って建設候補地を説得しようとしている。
しかし、政府の責任である「最終処分場の具体的なめど」が立たない状態で、建設候補地が「中間貯蔵施設」が受け入れれば、それがそのまま「最終処分場」にされる可能性は極めて大きいのではないか。福島第一原発事故後の対策を見る限り、政府・東電の組織ぐるみの無責任は周知の事実である。
 またまた、政府・東電は、中間貯蔵施設の建設で、ウソの上塗りをしようというのだろうか?受け入れ側も、為政者による「振込詐欺」には注意しよう !!
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by sasakitosio | 2014-08-30 07:31 | 東京新聞を読んで | Trackback