憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

国民の命を守ること

 8月10日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という署名入りのかこみ記事がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。今日はこの記事に学ぶことにした。
 筆者は、「6日夜、NHKで放送された「水爆実験60年目の真実」は、深く考えさせられる力作であった。
 ビキニ環礁での水爆実験による被曝は第五福竜丸だけではないことは、南海放送の優れた番組で既に紹介されていた。今回のNHKの番組は、同時期に同海域で操業した船を追跡し、生存している漁民の被ばく量を調査した。その結果、多くの漁民が被曝していることがわかった。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「実は、第五福竜丸以外の漁民も被曝のデータを明らかにするよう当時の厚生省に要求していたが、一貫してデータは存在しないと言われてきた。しかし、厚生省は被曝線量を測定し、そのデータを米国政府に提供していたことも明らかにされた。
 当時の日本政府は、国民の生命や健康よりも、米国の核兵器開発の邪魔にならないことを優先させたわけである。そして、動かぬ証拠が明らかになっても、政府は被曝した漁民に対策を講じるのではなさそうである。」と教えてくれる。
 さらに筆者は、「こうした歴史を振り返るだけで、国民の生命、安全を守るという政治家の言葉の浅薄さがよく分かる。本当に国民を守りたければ、過去の政府が国民をないがしろにした事実を究明し、国民に謝罪することから始めなければならない。核兵器や原発問題と、公明正大な情報公開や責任の明確化という作業は相いれないのであろうか。」と締めくくった。
 読んで勉強になった。
 ビキニ環礁での水爆実験、第五福竜丸の乗り組員の被曝は小学生の頃、ニュース映画で見た記憶がある。当時雨にぬれると「髪の毛が抜ける」という話が広がっていたことも思い出す。
 ところが筆者によれば、
 ①「第五福竜丸以外の漁民も被曝していた」、
 ②「厚生省は被曝線量を測定し、そのデーターを米国政府に提供していた」、
 ③「当時の日本政府は、国民の生命や健康よりも米国の核兵器開発の邪魔にならないことを優先させた」、との事である。
 「こうした歴史を振り返ると、国民の生命、安全を守るという政治家の言葉の浅薄さがよくわかる」との筆者の指摘はよく理解できた。それに付けても、我々は、いつの時代から、情けない指導者しか選べなくなったのだろうか?昔から実態は変わらず、今の時期、新聞マスメディアのお蔭で、はっきり実像が分かるようになっただけなのか?
 
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by sasakitosio | 2014-08-14 10:49 | 東京新聞を読んで | Trackback