集団的自衛権 被爆者「納得してませんよ」 首相「見解の相違です」
2014年 08月 11日
記事によれば、「長崎市で9日にあった被爆5団体による安倍晋三首相への要望の場でも、集団的自衛権が主なテーマになった。
長崎原爆遺族会の正林克記会長は「緊張緩和への政府の確かな取り組みさえあれば、火に油を注ぐような集団的自衛権は要りません」と迫った。」とのこと。
つづけて記事は、「これに対し、安倍首相は「平和国家としての歩みは寸分も変わらない。(集団的自衛権について)丁寧に説明する努力をすることで必ず理解いただけると思う」と応じた。」とのこと。
さらに記事は、「終了後、被爆者の一人が「納得していませんよ」と声をかけると、「見解の相違です」と表情を変ずに言い、会場を後にした」とのこと。
最後に記事は、「長崎原爆被災者協議会の谷口稜嘩会長は「安倍政権になってから被爆者が訴えてきた方向と反対に進んでいる」と表情を曇らせた。」と締めくくった。
読んで、安倍首相の人となりを理解できたような気がした。
安倍首相は、「平和国家としての歩みは寸分も変わらない」と毎度言うが、集団的自衛権の行使容認、武器輸出三原則の事実上の廃棄、等を強行してきて、なおそのようなことが言える精神構造が理解しがたい。
また安倍首相は、「丁寧に説明する努力をすることで必ず理解いただけると思う」といったその舌の先の乾かないうちに、被爆者の「納得していませんよ」との声掛けに、首相は「見解の相違です」と言ったとのこと。
「見解の相違できりすてて」、丁寧に説明する「気なんかまったくない」ことがばればれなのを気が付かないのか?、それとも、国民をばかにし切っているのか?。
いずれにしても、安倍内閣は一日も早く、倒さなければ被支配者の国民は、引き返しのつかない「恨みと報復の」連鎖に巻き込まれるような気がしてきた。