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by sasakitosio

国境の子どもたち

 7月31日付東京新聞朝刊27面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。今日はこの記事に学ぶことにした。
 筆者は、「米国の国境に押し寄せる中南米の子供たちに世界が注目している。」 
 昨年10月以降、大人の付添なしでメキシコの危険な砂漠を歩き、米国に密入国しようとして国境で捕らえられた子どもの数は57000人。ホンジュラス出身者がめだつ。オバマ政権は強制送還に傾いているが、寛容を求める世論もある。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「極貧と犯罪と暴力が渦巻く破綻国家では子どもの安全を図れず、親が密入国を手配するという解説が多い。実際ホンジュラスの殺人率は世界一だ。だが、カリフォルニア大のD・フランク教授は、左派政権を倒した5年前のクーデターが本当の原因だという。
不正選挙で親米政権が樹立された。お定まりの民営化(公務員の解雇)や規制緩和といった新自由主義政策の下で貧困と社会不安が広がると、犯罪組織が跋扈して、子どもをも暴力に巻き込む。
 警察の腐敗も際限ない。だが、同国に軍事基地を抱え、中南米の左派政権拡大を阻止したい米国は腐敗を知りつつ、新政権をいち早く承認した。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「自らまいた種だが、日本はどうか。大量の外国人労働力の輸入を計画する一方で、難民申請はほとんど却下している。
 国境内外のどちらにいるかはは歴史的偶然でしかない。
 内側のものが外部をはねつけ、内側でも同質化を強制する。国家とは、国境内外の弱者を犠牲にして成り立つ制度なのか」と締めくくった。
 読んで、いくつか考えた。
 「アメリカへ、子どもの密入国を手配する親が、中南米にあるとのこと。」「極貧と犯罪と暴力が渦巻く破綻国家では子どもの安全が守れないからとのこと。」等は、そんな為政者を持つ国民が可哀そうすぎると思った。
 国民の命と暮らしを守れない国家は、破産清算して解体した方が、地球的・人類的・歴史的視点から、結果よしなのではないか。
 国家とは、国境内外の弱者を犠牲にして成り立たせてはいけない、組織体だと思った。
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by sasakitosio | 2014-08-06 07:16 | 東京新聞を読んで | Trackback