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憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

恨みない人たち殺すのか 元自衛官の演説

 7月28日付東京新聞朝刊22面に、集団的自衛権に反対する元自衛官泥憲和(60)が、6月30日に行った演説の要旨が載った。今日はこの記事を学習することにした。
 記事は、「飛び入りでマイクを貸してもらいました。集団的自衛権に反対なので、その話をします。私は元自衛官で、防空ミサイル部隊に所属していました。尖閣とか、北朝鮮のミサイルとか不安じゃないですか。そういったものには自衛隊が対処します。自衛官は命を懸けて国民をしっかり守ります。安心してください。
 集団的自衛権とはそういうものではありません。
 日本を守る話ではないんです。
 売られてもいない他人のけんかに、飛び込んでいこうというんです。
 なんでそんなことに自衛隊が使われなければならないんですか。縁もゆかりもない国へ行って、恨みもない人たちを殺してこい、安倍さんは自衛官に言うわけです。自衛官も殺されてこいと言うのです。
 冗談ではありません。
 なんでそんなことを言われなああかんのですか。なんでそんな汚れ仕事を自衛隊が引き受けなければならないんですか。自衛隊の仕事は日本を守ることですよ。見も知らぬ国へ行って殺し殺されるのが仕事なわけないじゃないですか。」とはじまった。
 つづけて記事は、「みなさん、集団的自衛権は他人のけんかを買いに行くことです。逆恨みされますよね。とうぜんですよ。
 だから、アメリカと一緒に戦争した国は、かたっぱしからテロに遭っているじゃないですか。イギリスも、スペインも、ドイツも、フランスも、テロ事件が起きて市民が何人も殺害されてるじゃないですか。
 みなさん、軍隊はテロを防げないんです。世界最強の米軍がテロを防げないんですよ。
 自衛隊が海外の戦争に参加して、日本が狙われたらどうしますか。自衛隊はテロから市民を守れないんです。その時に、自衛隊が戦争に行ってるからだと逆恨みされたんでは堪りません。だから集団的自衛権には絶対に反対なんです。」と主張する。
 さらに記事は、「安倍総理はね、外国で戦争が起きて避難してくる日本人を載せたアメリカ軍の船を自衛隊が守らなければならないのに、それができないからおかしいと言いました。これ全くのデタラメですからね。
 日本人を米軍が守って避難させるなんてことは、絶対にありません。アメリカ国防省のホームページにちゃんと書いてあります。アメリカ市民でさえ、軍隊に余力のあるときだけ救助すると書いてあります。
 ベトナム戦争の時、米軍は自分だけさっさと逃げ出しました。どこの国の軍隊も、いざとなったら友軍でさえ見捨てますよ。自分の命の方が大事、当たり前じゃないですか。
 その時逃げられなかった外国の軍隊がありました。どうしたと思いますか。赤十字に守られて脱出したんです。
 そうゆうものなんですよ、戦争は。
 安倍さんは実際の戦争ののことなんかまったくわかってません。私は自衛隊で、「兵は凶器である」と習いました。使い方を間違ったら取り返しがつきません。」と教えてくれる。 
 さらに続けて、「ろくすっぽ議論もしないで、してもうそとごまかし。国会は乗り切ることはできるでしょう。
 でもね、戦場は違うのです。命のやりとりをする場所なんです。そのことを、どうか真剣に、真剣にに考えてください。
 みなさん、閣議決定で集団的自衛権を認めてもですよ、この国の主人公は内閣と違いますよ。国民ですよ。みなさんですよ。
 憲法をねじ曲げる権利が、たかが内閣にあるはずないじゃないですか。安倍さんは一回目の時、病気でやめましたよね。体調不良や病気と言う個人的なアクシデントでつぶれる内閣ですよ。そんなところで勝手に決めたら日本の国ががらりと変わる、そんなことはできません。」と言う。
 最後に記事は、「これからが正念場です。だから一緒に考えてください。選挙の時は、集団的自衛権に反対している政党に投票してください。
 まだまだ勝負はこれからです。戦後69年も続いた平和を崩されてたまるものですか。」と締めくくった。
 読んで、初めて分かったことがあった。
 ①集団的自衛権の行使は、「縁もゆかりもない国に行って、恨みも何もない人を殺してこい、安倍さんは自衛官に言うわけです。自衛官も殺されてこいと言うのです。」と、の意味だった。
 ②「アメリカと一緒に戦争に行った国は、かたっぱしからテロに遭ている」・「イギリスも、スペインも、ドイツも、フランスも、テロ事件が起きて市民が何人も殺害されている」・「軍隊はテロを防げない」・「世界最強の米軍がテロを防げない」、等々の歴史的事実
 ③「日本人を米軍が守って避難させるなんてことは絶対にない、アメリカ国防省のホームページに、アメリカ市民でさえ、軍隊に余力があるときだけ救助するとかいてある」とのこと。
 ④「ベトナム戦争の時、米軍は自分だけさっさと逃げ出した」・「その時、逃げられなかった外国の軍隊は、赤十字に守られて脱出した」とのこと。
 ⑤「自衛隊で、「兵は凶器である」と習いました。使い方を間違ったら取り返しがつきません」との考え方。
 そして、安倍内閣も、政府の役人も、自民党も公明党も、賛成した国会議員も、戦争や自衛隊のことを何も分かっていないな、と改めて思った。
 集団的自衛権の行使に向けた、法律案予算案は認めてはならないと思った。
 泥さんの「一緒に反対してください、選挙の時は、集団的自衛権に反対している政党にしてください」を、広めたいと思った。


 
by sasakitosio | 2014-08-05 07:57 | 東京新聞を読んで | Trackback