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by sasakitosio

闇に隠された汚染 今も続く健康被害

 7月23日付東京新聞朝刊2面に、「核開発の果て 米ハンフォード ルポ<中>」と言う記事がある。筆者は長田弘己氏だ。
 今日はこの記事を学習することにした。
 記事は、「「お父さん、宇宙飛行士がきてるよ」。米ワシントン州ハンフォード核施設の東部の風下で、農業を営むトム・ベイリーさん(67)は少年時代にみた白い作業服をきて、マスクを付けた男たちの姿が今でも目に焼き付いている。
 長崎原爆に使用されたプルトニュームを製造していたハンフォードの風下に当たる地区では、1940年代から50年代、突然現れては井戸水や死んだ奇形の動物たちを採集していく男たちを住民が目撃した。
 何をしているかと尋ねると、男たちは「君たちを守るためも仕事をしてるんだ」とだけ答えた。
 「彼らが何者なのか知らなかった。ハンフォードに関することは全て国家の最重要機密だったからね」
 「宇宙服の男たち」は周囲の汚染状況を調べていた施設関係者だった。」と教えてくれる。
 つづけて記事は「政府は86年に放射性物質を大気中に放出していたことを認めた。94年、米疾病予防管理センターの調査で、44年から51年にかけて甲状腺がんなどを引き起こすとされるヨウ素131だけで2.7京ベクレルもの放射性物質が大気中に放出されていたことが明らかになった。それだけで福島第一原発事故で大気中に放出された放射性物質総量の30分の1に匹敵する。
 ベイリーさんは施設から5キロの農家で生まれた。兄は死産、妹はがんと診断された。自身も肺機能障害や発疹などのほか髪の毛が抜け落ちるなどの健康被害に苦しんだ。近所の27世帯すべてに甲状腺被害の家族がいた。2001年長崎で行われた原水爆禁止世界大会では「ハンフォードは広島と長崎と同じようにアメリカにもヒバクシャを産んだ」と訴えた。」と教えてくれる。
さらに記事は、「ハンフォード内には1900カ所の核や化学廃棄物の捨て場があり、そこから多量の汚染水が地下に染み出た。その汚染水は地下水脈にも到達したことが明らかになっている。
 90年代、風下の住民計約5000人はハンフォードを運営していた請負会社を提訴した。04年に連邦裁判所が「ハンフォードの40年代のプルトニューム製造は極度に危険だった。」として企業側の責任を一部認め、05年には甲状腺がんを患った住民2人が因果関係を認められ、勝訴した。
 健康への不安は今も続く。長期化する除染作業に携わる作業員への健康被害。現場では1日やく1400人が24時間体制で勤務する。今年3月以降、汚染水を保管する地下タンク付近で働いていた作業員が原因不明の呼吸困難を訴え、救急車で運ばれた。症状を調査した市民団体は「水銀など有害な化学物質を吸引した時と同じだ」と当局に調査を求めている。」と教えてくれる。
 最後に記事は、「ハンフォードの歴史について著作を持つシアトル大学のブルース・ヘブリー教授は「国が情報を公開しない以上、人や環境への影響は永遠に闇に隠されたままだ」と指摘した。」と教えてしめくくった。
 よんで、この事実を日本の為政者は知って、六ヶ所村に再処理施設をつくったのだろうか?
 「国が情報を公開しない以上、人や環境への影響は永遠に闇に隠されたままだ」との、シアトル大学のブルース・ヘブリー教授の指摘は当たっているのかもしれない。
 原爆を開発した、アメリカの為政者は、自国民の放射能被害を、「防衛上の秘密」と言う理由で、永遠の闇に隠し続けるつもりなのだろうか?
 日本の為政者は、六ヶ所村が「日本で一番汚染された場所」にならない準備があっての「再処理工場」建設だったのだろうか?
 


 
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by sasakitosio | 2014-07-28 14:36 | 東京新聞を読んで | Trackback