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by sasakitosio

ガザ紛争 流血拡大を防ぐ収拾を

 7月25日付朝日新聞社説に、「ガザ紛争 流血拡大防ぐ収拾を」の見出しで、中東紛争の記事が載った。今日はこの社説に学ぶことにした。
 社説は、「どの国や地域であれ、人間の安全と財産、権利を守るのが政治の役割だ。
 中東のイスラエルとパレスチナとのあいだで今起きているのは、その逆ではないか。政治の思惑で紛争が起こされる。市民が逃げ惑い、次々に命を落とす。
 パレスチナ自治区ガザの紛争は悪化の一途をたどり、23日までの死者は約700人を超えた。
双方の指導者の責任は重い。」と指摘した。
 つづけて社説は、「長く複雑な歴史をくぐってきた紛争である。根本的な解決は容易ではない。だとしても、いま目前で続く流血を止めるのがなによりも優先である。
 力の差を考えれば、紛争を収束させる主導権はイスラエルにある。ネタニヤフ政権は無差別の攻撃をやめるべきである。
 一方のイスラム組織ハマスもこれ以上ガザの市民を危険にさらす行為は続けてはならない。
 ロケット攻撃などを控え、紛争の収拾を急がねばならない。
 イスラエルが先週から踏み切った地上戦は、流血の規模を一気に拡大した。国内の強硬派をなだめる意図だったとすれば、なおさら無謀と言うほかない。
 ネタニヤフ政権はしきりに自衛権を主張しているが、今の侵攻は明らかに自衛の範囲を超えている。犠牲者の大半がパレスチナ人で、23日まで700人余り。そのうち200人以上は子供や女性だ。
 地上侵攻でイスラエル側も兵士を中心に被害が急増し、死者は30人余りに達した。イスラエル側もこれ以上、痛ましい犠牲を重ねるのは理不尽だ。」と指摘した。
 さらに社説は、「ガザの人口は約170万人。その地域全体がいイスラエルの強い検問と人口壁などで封鎖されており、「天井のない監獄」とも呼ばれている。抜本的にはその窮状の改善が必要だが、当面の域内ではハマスの側に重い統治責任がある。市民の犠牲をいとわず戦い続けて内外の同情を集めようとするならば、大きな間違いだ。
 侵攻前の先週、エジプトが停戦案を示し、今週からは米国のケリー国務長官も中東入りして仲介に当たっている。
 ハマスに影響力のあるペルシャ湾岸の国カタール、トルコも巻き込んで、一刻も早く安定化を図る必要がある。」と指摘した。
 最後に社説は、「このまま悲惨な状態が続けば、もっと過激な勢力がガザに台頭する恐れもある。イスラエル側で誘拐やテロが頻発する事態事態も考えられる。
 長期的にはイスラエルとパレスチナの共存を探る和平交渉を復活させるべきだろう。そのためにまず、いまは双方が武器を置いて頭を冷やす時だ。」と、締めくくった。
 読んで、社説の指摘の通り、「双方が武器を置いて頭を冷やす時」だろう。それができないまま、犠牲者が増え続けている。しかし、戦争と言うのはこんなものではないか。いったん火がつて燃え始めたら、双方に誤解と恐怖が入り混じったエネルギーがたまりにたまり「臨界点」・「発火点」・「沸点」に達しての衝突であろうから、力で押さえつけるわけにはいかないはずだ。数年前、年末年始にかけてエルサレム独り歩きをしたときの感じで言えば、高いセメントの壁とその上の有刺鉄線は、イスラエルの恐怖(国家滅亡)の恐怖の高さであり厚さであると思った。街中には機関銃を肩にした兵士姿が見られないところはなかった。出国の飛行場での手荷物検査は徹底していて、トランクの中の瀬戸物のコップについても質問を受けるぐらいだった。
 イスラエルと言う国は、戦時国家なのだと思った。パリもロンドンも、イスタンブールも、カイロも、アテネも、ローマも、モスクワも、ニューヨークも、ソウルも、香港・北京も、バンコックも、あれほどの緊張感を感じたことはなかった。ただ、日本人には極めて親近感を持っているように感じられた。
 社説指摘の、「長期的にはイスラエルとパレスチナの共存を探る和平交渉の復活」を、急がなければならないと思った。
 それにつけても、日本政府は何をしているのだろうか?
積極的に平和を作り出す、世界から紛争や戦争を積極的になくす、その仕事を外務省はしているのだろうか?自分には全く見えてこないのが残念だ。
 
 
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by sasakitosio | 2014-07-27 07:41 | 朝日新聞を読んで | Trackback