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by sasakitosio

「自衛」信じられない

 7月8日付朝日新聞朝刊38面に、「集団的自衛権を問う」という囲み記事がある。語り手は、俳優・市原悦子さん(78)。聞き手は、藤田さつきさんだ。
 今日はこの記事に学ぶことにした。
 記事は、「千葉市で暮らしていた戦時中、家の近くに爆弾が落ちました。4つ上の兄が見にゆくと建物の壁に人の肉片が飛び散っていました。
 親戚を頼り、家族で今の千葉県四街道市へ疎開。桑の実、ノビル、ザリガニ。なんであれ食べられるものをあさりました。大空襲で東京の空が真っ赤になるのが疎開先からも見え、何も分からずただ不安でした。」と切り出した。
 つづけて記事は、「30年ほど前から戦争童話を朗読しています。私は疎開先で生きのびたけれど、同じころ、どれほどの子が死んだか。そう考えると読みたくなります。たとえば野坂昭如さんの「焼跡の、お菓子の木」。
 飢えた子どもたちが木に群がり、葉っぱや枝をむしゃむしゃ食べる。いくら食べても枝は生えてくるの。そしておいしいお菓子の味がする。でも、大人たちにその姿は見えない。
 疎開は今の私を作った原点。そんな体験はない方がいい。
戦争がいかに恐ろしく、人を狂わせるか。80歳を過ぎた戦争体験者の証言に釘付けになります。」と教えてくれる。
 最後に記事は、「集団的自衛権を使うことが認められましたね。「自衛」とか「戦争抑止力」とか信じられない。原発事故への対応もあやふやのまま、国は原発を輸出しようとしている。被爆者、水俣病患者を救済しましたか。「国民の命と財産を守る」と言っても空々しい。
 先の戦争で犠牲になった300万人の方々がどんな思いで死んでいったか。
 戦争によって人の心に何が起こったか。
 それを知れば、私たちがこの先どうすべきか見えてくると思います。」と締めくくった。
 実に分かりやすい。俳優の市原悦子さんの経験を踏まえた、「自衛とか戦争抑止力とか信じられない」との発言は、普通の国民に響く話だと思いました。市原悦子さんは俳優のポジションで、そしてみんなが、社会のあらゆるポジションで、戦争の芽が「出・育つ」のを監視し、それを若葉の内から、摘み取るようにしなければと改めて思った。
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by sasakitosio | 2014-07-13 10:22 | 朝日新聞を読んで | Trackback