憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

戦後が水泡に 今が岐路

 6月29日付朝日新聞朝刊38面に、「集団的自衛権を問う」という囲み記事がある。語り手は、劇作家・演出家の永井愛さん(62)で、聞き手は西本ゆかさんだ。
 記事は、「画家だった私の父は、後に張鼓峰事件と呼ばれた戦闘で、急病の上官に代わり小隊を率いました。
 恐怖でパニックの兵士らは命令を待たずに銃撃を始めた。
 「まだだ」と制止した父はソ連兵に胸を撃たれ、死線をさまよいました。92歳で亡くなるまで、父の胸にはえぐれた深い傷痕が残った。しみじみ言ったものです。「撃たれてよかった。おかげで一人も殺さずにすんだよ」と。」と教えてくれる。
 つづけて記事は、「自衛隊があるから、日米安保があるから、70年近く戦争せずに済んだと、いう人がいます。でも抑止力はそれではない。不戦を掲げた憲法9条の精神を守る。だから日本は戦場で銃を取らずにすんできた。
 その解釈を曲げ、戦争ができる時代に巻き戻そうとする人たちがいます。劇作家の井上ひさしさんは「日本人は既成事実に弱い。政治家はそれを知っている」とおっしゃった。
 知恵を集め、歩み寄る手段のはずの議論すら勝ち負けで考える人たちが、決めてしまえばこっちのものと、異見も反論もねじ伏せる姿が浮かびます。」と教えてくれる。
 最後に記事は、「戦時に社会主義思想の本を預かり検挙された父は、平和が訪れるとアトリエのドアに日本国憲法を貼りました。表現や言論の自由を認め、戦争の放棄がある。得たものの象徴だったのでしょう。
 特定秘密保護法が成立し、9条が踏みにじられようとする絶望を知らずに逝き、よかったとすら思う。
 でも、諦めれば、父たちが命懸けで築いた戦後が水泡に帰す。今が岐路です。」と締めくくった。
 記事の「諦めれば、父たちが命懸けで気付いた戦後が水泡に帰す。今が岐路です。」という思いは共通です。ただ、挽回の機会は、これからいくらでもある。なにせ、国民主権です、選挙があります。国民が、次の選挙まで、「特定秘密保護法」・「集団的自衛権の行使」に賛成した「政党・議員」を決して忘れず、次の選挙で「落選」させる。その気持ちを持続させ、選挙の機会が、本当の「帰路」のような気がします。
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by sasakitosio | 2014-07-01 18:53 | 朝日新聞を読んで | Trackback