憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

「言論の府」劣化を憂う  

 6月24日東京新聞社説に、「「言論の府」劣化を憂う」の見出しで、通常国会のことが載った。今日はこの社説に学ぶことにした。
 社説は、「昨年とは様変わりである。衆参ねじれ状態解消後、初めての通常国会が終わった。法案の成立率は上昇したが、審議の形骸化も目立つ。暮らしを最優先に、との国民の期待に応えたとは言えない。
 97.5%。安倍内閣が22日に閉会した通常国会に提出した法案の成立率である。成立率が90%を超えたのは、国会がねじれ状態となり前、第一次安倍内閣当時の2007年以来、7年ぶりだ。
 法案成立率の高さは、一つの目安ではある。しかし高いからと言って、充実した審議が行われたとは限らない。「決められない国会」も問題だが、「決めてはならないことを決めてしまう国会」もまた、問題なのだ。」と切り出した。
 つづけて社説は、「議員提出分も含めて成立した法律には、高齢者の負担増となる地域医療・介護総合確保推進法、首長の権限を強める改正地方教育行政法、憲法改正の手続きを定めた改正国民投票法、特定秘密を監視する審査会を衆参両院に置く改正国会法などが含まれる。
 これらは国民の暮らしや国の在り方に関わる重要な法律だ。審議は衆参両院で多数を得た与党ベースで進んだが、国民にその利点や問題点を明らかにした上で、議論を尽くしたと言えるだろうか。
 非協力的な野党を切り捨て、協力的な勢力は味方につける。数の力で持論を通そうとする安倍晋三首相率いる自民党政権の政治手法があらわになってはいまいか。
 極めつけは「集団的自衛権の行使」を政府の憲法解釈を変更して認めようとしていることだ。戦後日本の「国のかたち」を変えてしまう重要問題であるにもかかわらず、与党内の調整ばかりに力を注ぎ、国会審議をないがしろにするとは何ごとか。」と指摘した。
 さらに社説は、「国会審議の形骸化の責任は与党だけにあるわけではない。特に、民主党は野党第一等の責任を果たしているとは言い難い。安全保障など、徹底した党内議論で政策をまとめ上げる気迫がなければ、政権側に足元を見透かされてしまう。
 いわゆる第三勢力も、日本維新の会は分党を決め、みんなの党は「政治とカネ」の問題で党首が後退した。野党の内紛、弱体化は政権与党を利するだけだ。」と指摘した。
 最後に社説は、「言うまでもなく、国会は国権の最高機関だ。いくら議員内閣制とはいえ、国会が首相官邸の思うがままであってはならない。「言論の府」としての誇りと責任感、民主主義を全うする使命感を、与野党ともに取り戻すべきである。」と締めくくった。
 社説が「「言論の府」としての誇りと責任感、民主主義を全うする使命感、を与野党ともに取り戻すべきである。」との指摘は、全面的に共鳴する。
 議員がたとえ一人でも、現在の特権をフルに活用し、特定秘密法の廃止、集団的自衛権行使反対、原発再稼働反対、で必死に直接国民に訴え、国民世論を動かす、「盥の水をかき回す箸」になる人はいないのだろうか?
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by sasakitosio | 2014-06-29 13:41 | 東京新聞を読んで | Trackback