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by sasakitosio

情報隠しの仕組み

 6月22日東京新聞1面に、「秘密保護法 言わねばならないこと」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、情報公開NPO理事長・三木由希子氏だ。
 筆者は、「安倍政権は閣議と閣僚懇談会の議事録を公開するようになった。録音せずに事務方のメモを基に原則3週間で公開している。だが、政府は公にすることより、国の安全が害される恐れがある情報などは議事録に残さず、公開しない。
 非公開情報を記録しない議事録は、議事録と言えない。記録が残っていなければ将来の検証や評価ができないからだ。政府は説明責任の意味を理解していない。
 こんな公開なら政権発足直後にもできたはずだ。特定秘密保護法成立の後で、しかも集団的自衛権の行使容認を閣議決定で決めようとしている今のタイミングで出てきたことに筋の悪さを感じる」と指摘した。
 つづけて筆者は、「公開すべき閣議・閣僚懇よりも、それに先立つ閣僚会議。ここで重要な政策を実質的に決定している。 
 議事録だけではなく、政府の意思決定に関連した文書類を一体的に管理することを義務付け、後に公開して検証を可能とすることが大事だ。」と指摘した。
 さらに筆者は、「政治に秘密はあると思うが、秘密保護法の特定秘密の指定の仕方は認められない。ある情報を非公開にするのは、非公開にする公益が公開した場合よりも高い場合であるべきだが、この法律にはそうした発想はない。政府の活動が必ずしも公益とは限らないのに、秘密を守ることそのものを国益と考えている。」と指摘する。
 最後に筆者は、「秘密と非公開の範囲を最小限にとどめるとともに、政府にとって都合の悪い情報を隠せる仕組みはやめるべきだ。せめて秘密にするのなら、その後の検証手段を確実に用意しなければならない。そうしなければ、それに関わった人は無責任の集合体になる。」と、締めくくった。
 「秘密保護法 言わねばならないこと」という、コメント欄をみる度に、東京新聞の根気強さを改めて知る。
 物忘れの激しいマスメディア界で、記憶喪失症にならず、「特定秘密保護法」をキジを通して追っかける姿勢は、読者としてうれしい。
 特定秘密保護法を、事実上施行不能に追い込むのが次の戦いだが、そのためには、マスコミも国民も「国家権力を無責任集団」にさせないぞ、これを成立させた「国会議員・政党」を忘れないぞ、というメッセージが「常時」世間に漂って居ることが不可欠の条件ではないか?
 筆者の「政府にとって都合の悪い情報を隠せる仕組みはやめるべきだ。せめて秘密にするなら、その後の検証手段を確実に用意しなければならない。そうしなければ、それに関わった人は無責任の集合体になる。」との指摘は、当たっていると思った。
 古今東西を問わず、「永久にばれないと思うと」、人という動物は、たいがい偏頗行為・不法行為・犯罪行為を犯しやすいものである。人間の性かもしれない。
 現に不幸な国民と、末は不運な為政者・役人を、日本国に誕生させないためにも、特定秘密保護法は廃止したいものだ。
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by sasakitosio | 2014-06-29 10:30 | 東京新聞を読んで | Trackback