憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

宏池会とは何か

 6月15日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。今日はこの記事に学ぶことにした。
 筆者は、「12日に、大平正芳元首相の命日で、同氏が率いた派閥、宏池会の政治家が墓参したという記事が本紙に載っていた。安倍政権が集団的自衛権の行使容認という事実上の憲法改正を閣議決定で行おうとしているいま、穏健保守政治家が集まった宏池会を懐かしむ声が与野党から聞こえる。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「宏池会の開祖である池田勇人は首相に就任すると寛容と忍耐を唱えた。
 このグループの政治家の特徴は権力を使うことへの畏れを持つことである。人間は誤るものである。政治家が物事を決定することが国の命運を誤らせ、国民に大きな犠牲を及ばすこともありうる。政策を決めるに当たってはさまざまな意見を聞き、熟慮の上で進める。
 憲法九条の下に自衛隊を置き、わが国の防衛に専念するという防衛政策の基本を作ったのも、宏池会の政治家である。
 日米安保を安全保障の基盤としながらも、アジアの信頼友好関係にも努力した。今この枠組みを壊す必要があるのか。」と指摘した。
 さらに筆者は、「民主党が宏池会の路線を引き継ぐという意見もある。私もそれでよいと思う。ただし、宏池会の政治は知性と教養を重んじる。宏池会路線を自称する政治家が反知性主義の日本維新の会と提携するなど、己の無知をさらけ出すようなものである。」と指摘した。
 最後に筆者は、「傲慢不遜で知性や論理を無視する安倍首相や橋下大阪市長は宏池会政治の対局である。」と締めくくった。
 読んで勉強になった。
 池田勇人の所得倍増論だけは記憶している。その後の田中角栄の時代に就職し、5年間サラリーマンを経験し、ベースアップが三年続けて、毎年30%超あったことを記憶している。ただ、大平総理は、アーウーと言っていた「アーウー総理」だったと、青年の自分は思って今日まで来た。
 だから、筆者から、宏池会の政治は知性と教養を重んじると、聞かされてもにわかには信じがたいところだ。
 しかし、筆者の指摘する「傲慢不遜で知性や論理を無視する安倍首相や橋下市長は宏池会政治の対極である。」との指摘は当たっているような気がする。
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/20814338
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2014-06-16 07:08 | 東京新聞を読んで | Trackback