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by sasakitosio

吉田調書 国民の財産を隠すな

 6月6日朝日新聞社説に、「吉田調書 国民の財産を隠すな」の見出しで、福島第一原発に関わる、政府の事故調査・検証員会のことが記事になった。
 今日はこに記事に学ぶことにした。
 社説は、「政府は誰のために活動しているのか。国民のためであろう。政府が集めた情報は、国民の財産である。
 福島第一原発事故後、政府の事故調査・検証委員会は当時の吉田昌郎所長(故人)をはじめ772人もの関係者から聴取した。なのに政府事故調が短期間で活動を終えた後、政府は貴重な証言を死蔵し、聴取対象者も開示していない。
 改めて主張する。
 政府は証言類をただちに最大限、公開すべきである。」と切り出した。
 つづけて社説は、「菅官房長官はきのう「本人の同意が得られたものはひつような範囲で開示したい」と述べ、関係者の意思確認を指示した。
 しかし、吉田氏の聴取結果書(吉田調書)は非開示の方針を崩していない。「本人が上申書で非開示を求めている」との理由だが、納得できない。
 吉田氏は現場責任者である。
 本来ならば国会など公の場で自ら詳しく証言すべきところ、病気と死去でかなわなかった。
 今となっては、吉田調書は最も貴重な国民の財産だ。吉田氏自ら調書の冒頭で「ほぼそのままの形で公にされる可能性がある。」と説明され、「結構でございます」と答えている。
 後に事故調に提出した上申書で吉田氏は記憶違いを心配しているが、他の証言などと照らし合わせば明らかになる。他者の評価などを率直に語っている点も、調査の開示ルールを作れば済み、全体を非公開にする理由にはならない。
 朝日新聞が入手した吉田調書をみると、事故調の分析は不十分と分かる。最終報告書は「東京電力が全員撤退を考えていたかどうか」との観点から証言に触れているが、所長の指示・命令が守られず、現場で指揮に当たる職員まで10キロ以上離れた福島第二原発に一時退避したという指摘は無視された。
 当時、何がおきていたのか。関係者がどう判断し、どう動いたのか、動かなかったのか。
 そもそも事故調は全容解明には程遠いことを認め、調査継続を強く求めていた。政府による事実上の調査打ち切りは、国民の期待に反している。
 閣僚などの立場で事故対応にあたった民主党関係者の多くも「自らの調書を公開していい」表明している。
 政府は証言者の意思確認で公開の意義を強調し、積極的に同意を求めるべきだ。特に事故対応に深くかかわった人は公開が原則でなければならない。
 証言を幅広く公開することで、悲惨な事故が改めて多角的に分析されるはずだ。」と締めくくった。
 読んで、勉強になった。 
 「吉田氏は自らの聴取の冒頭で、「ほぼそのままの形で公にされる可能性がある」と説明され、「結構でございます」と答えている。」との指摘、
 「最終報告書は「東京電力が全員撤退をかんがえていたかどうか」との観点から証言に触れているが、その所長の指示・命令が守られず、現場で指揮に当たる職員まで10キロ以上離れた福島第二原発に一時退避したという点は無視された」との指摘。
 「そもそも事故調は全容解明には程遠いことを認め、調査継続を強く求めていた。」との指摘、
 これらの指摘に対する、政府の対応は、「政府の福島第一原発事故に向き合う、消極的・投げやり的・責任放棄的、姿勢」を余すところなくさらけ出しているような気がした。
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by sasakitosio | 2014-06-15 07:08 | 東京新聞を読んで | Trackback