憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

党首討論 論争なき抜け殻の府

 6月12日朝日新聞社説に、「党首討論 論争なき抜け殻の府」という見出しで、国会の代表質問が記事に載った。  今日は、この社説に学ぶことにした。
 社説は、「こんなことなら、もういらない。きのうの党首討論は、有権者にそう見切られても仕方がない惨憺たるものだった。
 その空虚さは、幕を閉じようとしているいまの国会の姿を象徴している。
 憲法にかかわる集団的自衛権の行使容認が大きな政治テーマとなるさなか、今国会初めての党首対決である。
 野党第一党の党首として、安倍首相に何とか切り込みたい。
 民主党の海江田代表のそんな意気込みは、空振りに終わったとしか言いようがない。」と切り出した。
 つづけて社説は、「 海江田氏は、行使を認めたいのなら、憲法改正に訴えるべきだと首相に迫った。
 首相はまともに答えない。
 「私には国民の命、平和な暮らしを守る責任がある」と、先の記者会見以来の決まり文句を独演会のように繰り返した。
 集団的自衛権をどう考えるか、海江田氏は民主党内をまとめられていない。そればかりか、これを機に「海江田おろし」が噴き出しかねない情勢だ。そこを、首相から明らかに見透かされていた。
 一方の首相は、党内以外の批判を抑え込み、何が何でも行使容認に持ち込もうとしている。はなから、その勢いに違いがあった。
 海江田氏に続いた日本維新の会の石原共同代表は、14分の持ち時間をほとんど自身の歴史観の披瀝に費やした。
 みんなの党の浅尾代表は経済政策のの連携を首相に提案して5分の討論を終えた。」と教えてくれる。
 さらに社説は、「党首討論は「国家基本政策委員会合同審査会」という。00年に今の形で始まった趣旨は、首相と野党党首側が個別の法案の賛否を超え、国の基本的な政策について論じ合うというものだ。」と教えてくれる。
 さらに続けて社説は、「きのうの討論はどう見てもその名に値しない。
 集団的自由権をめぐる議論の主舞台はすっかり自民,公明の与党協議に奪われた。
 その場で公明党は、与党にブレーキをかける野党の役割を演じている。その役割に意味はあるが、つまるところは仲間内での駆け引きだ。限界があるのは明らかだ。
 圧倒的な勢力を持つ与党が、議場の外で仮想の与野党論争を繰り広げ、その結論が国の方針として決められていく。これでは国会は、論争が失われた、ただの抜け殻の府だ。」と指摘した。
 最後に社説は、「与党のなすがまま、野党は手をこまねいて終わるのか。会期末まで残り10日間。このままでは政党政治の意味さえ疑問符が付いてしまう。」と締めくくった。
 社説の指摘の通りだと思った。
 議会制民主主義、政党政治の機能不全の現状。どうやったら、普通の国会、普通の政党になるのだろうか?
 違憲状態の国会が、違憲状態のままで選んだ総理大臣が司法も、国会もなきがごとき振る舞い。
 まさに、ファシズムとはこんなものを言うのではないか。
 この状態から、日本が抜け出すには、 ここは衆議院を何回でも解散し、民意に敏感な政権を樹立するしかないような気がした。
 衆議院解散という声が、どこからも聞こえないところに、将来の夢と希望と哲学と信念を持った「人」が、今の日本の指導者の中に「不在」なのかもしれないという気がした。
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by sasakitosio | 2014-06-12 17:28 | 朝日新聞を読んで | Trackback