憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

ブレア首相の戦争犯罪

 6月5日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。今日は、この記事に学ぶことにした。
 筆者は、「2003年のイラク侵攻に始まった戦争は、宗派間・部族間の対立に暴力を持ち込み、イラク全土を軍事的抑圧と自爆テロの破壊の地と化した。市民の犠牲者は10万人に及ぶとの推計がある。
 そのイラク戦争に英国を引き込んだブレア元首相に」注目が集まっている。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「戦争の口実にした大量破壊兵器やテロ組織との連携は実際にはなかっただけでなく、参戦時にブレア氏は侵攻の違法性を無視し意図的な情報操作をした可能性が高い。
 退任後の09年にブレア氏は大量破壊兵器の口実がなくてもイラクに侵攻していたはずと自ら認めた。さらに、米国のブッシュ大統領とブレア氏がイラク侵攻にひそかに合意したのはその1年ほど前だとのかねてのうわさが、今年中に英国調査委員会で確認されるはずだ。二人は初めからイラク軍事制圧を狙っていたのだ。大量破壊兵器や欧米流民主主義の樹立など、口実や理屈は何でもよい。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「一昨年に反アパルトヘイト闘士でノーベル平和賞受賞のツツ元大主教が二人を国際司法裁判所に引き渡すべきだとさえ主張した。
 一人の政治家が、国民や議会を欺き英国を戦争に引き込むことができたという事実をどう考えるべきか。このまま安倍政権が突っ走って戦争が起きれば、日本の政治家にもハーグ行きを求める日がやって来るか。」と締めくくった。
 「一人の政治家が、国民や議会を欺き英国を戦争に引き込むことができた事実をどう考えるべきか」との筆者の指摘は、驚きだ。今年のピュリツアーの公共部門がで、ワシントンポスト紙と英国ガーデイアン紙(米国電子版)が受賞した。
マスコミの健在ぶりを記事で見たのは、ほんの少し前だ。
 報道の自由はじめ基本的人権が保障された「憲法」を持つ、民主主義の先進国で話題になっていること自体、不思議な気がする。一人の政治家が国民や議会を欺き、国を戦争に引き込むことができるほど、民主主義は空洞化していたということか。まさに民主主義の危機ではないだろうか?
 税金で賄われること、公共といわれる部門に関わることは、理由のいかんを問わず、公開にしないと、「国家の危機」から容易に「人類の危機」に転換するかもしれない。
 国家の秘密の存在を、国民の保護を理由に認めてはいけないのかもしれない。
 国家の秘密を内包した、今日の民主主義は、国家機密ががん細胞のように増殖し、切除も投薬も放射線治療も利かない、末期的機能障害を起こしたのではないかという気がした。
 
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by sasakitosio | 2014-06-08 07:29 | 東京新聞を読んで | Trackback