憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

厚木基地判決 米軍に”白旗”でいいか

 5月23日付東京新聞社説に、「米軍に“白旗”でいいか」の見出しで、厚木基地判決のことが載った。
 今日はこの社説に学ぶことにした。
 社説は、「滑走路を中心とした厚木基地周辺には、ビッシリと住宅街が広がっている。ここに海上自衛隊と米海軍の飛行機が日々、離着陸を繰り返している。
 基地から1キロ離れた住宅街でも、年間約2万3千回も騒音が響く。70デシベルの騒音が5秒継続する回数で、最高で120デシベルの爆音だ。電車のガード下でほぼ100デシベルだから、騒音被害の大きさは理解されよう。
 睡眠は妨害されるし、会話も電話も、テレビを見るにも影響が出る。読書や子供の学習にも・・・・・。
 あらゆる生活の妨げだ。健康被害を生むし、精神にも苦痛を受ける。我慢する限度を超えている。」と切り出した。
 つづけて社説は、「だから、1970年代から始まった訴訟では、騒音被害を認め、損害賠償を命じてきた。問題は騒音がいつまでたっても解消されないことだ。今回は民事訴訟と同時に行政庁の処分に不服を言う行政訴訟で争った。
 横浜地裁は、まず米軍機の差し止めは無理だとした。米国に対し、飛行をやめさせる根拠となる法令や仕組みがないためだ。だが、自衛隊機については、防衛相の権限がある。だから「午後10時から翌午前6時まで、航空機を運航させてはならない。」などと断じた。
 行政訴訟で飛行差し止めを勝ち得た意義は大きい。他の基地での騒音訴訟に影響を与えよう。でも、この判決で厚木基地の騒音が軽減されるわけではない。」と指摘した。
 さらに社説は、「関係自治体によると、米空母の戦闘機が年間200日程度、基地に離着陸する。戦闘攻撃機で最大120デシベルの爆音を出す。海自はプロペラ機の哨戒機が中心で、最大90デシベルの騒音という。つまり、海自の飛行を差し止めても、もっとひどい米軍機の爆音はなくならない。
 もともと海自では騒音対策のため、夜間から早朝の飛行を自主規制している。判決は根本的な解決にならないわけだ。」と指摘した。
 最後に社説は、「米軍機については、まともな審理さえしていないだろう。司法は日米安保条約について判断から逃げ回ってきたからだ。
 日米間の安全保障体制は重要だが、基地周辺に限らず、約200万人が影響を受ける深刻な騒音問題である。政府は国民の健康と生活のため、真っ先に米国側と交渉すべきテーマである。」と締めくくった。
 1970年代の初めに、厚木基地で騒音被害の視察をしたことがある。爆撃機が飛び立つ瞬間、爆音で身の回りが真っ白になった記憶がある。爆弾が落ちたかと思った。下総基地へアメリカ軍のタッチアンドゴーが移転してくるとの話が出たころだ。反対運動がもりあがり、。結果、下総基地での夜間飛行訓練は今もない。
 社説は、「米軍機については、まともにな審理さえしていないだろう」という。「日米間の安全保障体制は重要だが、基地周辺に限らず、200万人が影響受ける深刻な騒音問題である。」とも指摘。同じことが、アメリカ本土で許されているのだろうか。メディアでぜひ調べて、読者に教えてほしい。基地周辺の人びとには、毎日が戦争みたいなものではないか。
 基地周辺の国民を日常的に苦しめておいて、国民を守っていると言えるのだろうか。
 社説の言うように、政府は国民の健康と生活のために、真っ先に米国側と交渉すべきテーマである。
 憲法は、為政者が、国民を、基本的人権の侵害から、守ることも期待しているのではないか?。侵害するものが、誰であろうと。アメリカ軍の基地が、日本国憲法の適用外でいいはずがないと思うが?
 
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by sasakitosio | 2014-05-30 18:00 | 東京新聞を読んで | Trackback