憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

鼻血騒動の真実

 5月21日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。今日は、この記事に学ぶことにした。
 筆者は、「「美味しんぼ」25巻(1990年刊)にはチェルノブイリ原発事故の話が出てくる。ヨーロッパ産の小麦やトマトには残留農薬の心配があると語る主人公の山岡。
「自分から進んで食べる必要はない」し「まして、他人に食べさせるのは無責任だと思うね」。
 そうだった、あのころは欧州産のパスタやワインに警戒する人が多かった。だがそれも、日本の国内問題になったとたんに「風評被害」が取りざたされて、警戒すること自体が批判される。」と教えてくれる。
 つづけて筆者は、「「美味しんぼ」の「福島の真実」と題されたシリーズは昨年からはじまっていて、単行本110巻(2013年9月刊)に収録され部分には、汚染に苦しむ漁業者や安全な米作りをめざしてアイガモ農法に取り組む農家も描かれている。
 作品のそうした全体像も見ず「鼻血」に議論を収斂させるのはあまりにもナンセンス。まして石原伸晃環境相ほか閣僚がこれを否定するのは権力の横暴にほかならず、逆に「なんかあんじゃねえの?」と勘ぐらせる。
 最後に筆者は、「医師ら13人の見解と三つの自治体の抗議文を載せた「ビックコミックスピリッツ」今週号の特集は総合誌もかくやの充実ぶりだ。「美味しんぼ」はこのところずっと不定期連載だから、休載も圧力に屈したものではないだろう。同編集部の姿勢を評価したい。山岡士郎と海原雄山にもエールを。」と締めくくった。
 自分も過去に、子どもと一緒に「美味しんぼ」を読んだことを思い出した。たかが、漫画に、目くじらを立てること自体、筆者の指摘のように「「なんかあんじゃねえの?」と勘ぐらせる」かもしれない。
 政府・東電は、原発事故の推進の責任を誰もとろうとしないことに、その中で再稼働の是非について、鼻字が出るほど、悩んでほしいと、思った。
[PR]
トラックバックURL : http://sasakitosi.exblog.jp/tb/20752543
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by sasakitosio | 2014-05-28 10:51 | 東京新聞を読んで | Trackback