憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

アンノウン・アンノウン

 5月22日付東京新聞朝刊25面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、法政大学教授・竹田茂夫氏だ。今日はこの記事に学ぶことにした。
 筆者は、「2002年、米国防長官ラムズフェルドは記者会見で迷言を吐いた。不測の事態には可能性を察知できるもの(ノウン・アンノウン)もあればそれさえできないもの(アンノウン・アンノウン)もあるという。実際、戦争は全くの想定外に満ちている。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「米ソ冷戦の頂点、1962年のキューバ危機も想定外の連続で、米軍強硬派はキューバ侵攻を主張したが、カストロは上陸する米軍に戦術核で対抗する計画だった。そうなれば核の応酬が避けられない。孤立したソ連原潜内でも核弾頭付きの魚雷で対抗すべきかどうか、艦長と副艦長で深刻な対立があった。、つまり、キューバ危機は一連の幸運によって紙一重で第三次大戦に至らなかったのだ。これがわかったのは冷戦後で当事者たちも後から事情を知って驚愕したという。核抑止論は机上の空論だった。」と指摘した。
 さらに筆者は、「自衛隊が海外で戦争するとなると、次々に起こるはずの意外な展開に振り回されるのは、政権首脳だけではない。戦闘や国内テロで百人規模の死者が出て世論は反戦・厭戦に傾くか、情報操作され憤激と報復への熱狂に支配されるか、予見不可能だ。」と指摘した。
 最後に筆者は、「憲法九条の意味は戦争という不確実性をあらかじめ封じる点にもある。
 みずから体をマストに縛り付け、国民を戦争に誘い込む歓声には応じない覚悟が必要だ。」と締めくくった。
 キューバ危機の時大学生であった。事件があったことは知っていたが、この記事で、一連の幸運によって紙一重で、「核戦争」・第三次世界大戦が避けられたことを知った。
 「これがわかったのは冷戦後で当事者たちも後から事情を知って驚愕した」とのこと。
 このことから、筆者の言う通り「核抑止論は机上に空論だった」ことが改めて分かった。
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by sasakitosio | 2014-05-28 07:03 | 東京新聞を読んで | Trackback