憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

「アベアジアで最も危険」、立憲主義わかっていない

 5月20日付東京新聞朝刊24面に、「ことら特報部という欄のなかで、ニュースの追跡」という欄がある。
 筆者は、白名正和氏だ。今日はこの記事に学ぶことにした。
 筆者は、「集団的自衛権の行使容認にひた走る安倍晋三首相は、米国との一体感を訴え続けている。だが、米国内の論調は首相に厳しい。有力紙には「日本のシンゾウ―・アベは、アジアで最も危ない人物だ」という見出しも躍った。「日米同盟」をめぐる両国の温度差は広がるばかりだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「「超国家主義者である安倍首相は中国の指導者よりも、周辺諸国との政治的、軍事的バランスを不安定化させる」
 16日付の米紙ウオールストリート・ジャーナル(wsj,電子版)などは、米国のヘッジファンド業界で有名なジム・チャノス氏が同日、米ラスベガスでの投資関連の会議でこう発言したと伝えた。見出しには「最も危ない人物」という言葉がついた。
 チャノスしはエネルギー会社エンロンの経営危機の際、利益を上げて名声を高めた。中国嫌いで知られる人物だが、それにも増して名指しで首相を批判した。
 これに先立ち、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT、電子版)は今月8日「解釈改憲は、民主主義のプロセスを完全に傷つける行為、憲法は権力をチェックする物であることを安倍首相は知るべきだ。日本は民主主義の試練に直面している」と社説を掲載。
 解釈改憲を目指す首相を痛烈に批判した。
 1週間後、佐々江賢一郎駐米大使が同紙に「社説は日本の現実と伝統を全く考慮していない。日本には言論の自由があり、議会制民主主義の手続きで結論を出す」と反論を掲載。が、社説が立憲主義を強調しているのに、第一党が容易に憲法を変え得るような反論は立憲主義への無理解を示しただけのように読めた。」と教えてくれる。
 さらに筆者は、「安倍首相が解釈改憲の必要性を訴えた15日の会見内容も、米国側が首をかしげた可能性が濃い。
 「邦人を救助した米艦船が攻撃されても、自衛隊は助けることができない。」との発言だが、この内容を元自衛官はこう反論する。
 「艦船は客船ではなく、多くの邦人を載せるケースは考えにくい。緊急時であれば、邦人ではなく米国人の救助を優先するはずだ。そもそも軍事的緊張下で、戦艦は攻撃対象になる恐れがあり、救助にはむしろ逆効果だ。」
 蜜月ムードを演出したい首相周辺だが、米国はメディアを通じ、批判のシグナルを送り続けている。
 昨年末の首相の靖国神社参拝について、WSJ紙は「自国の権益拡大の口実に使いたい中国への贈り物」と批判。米国務省の報道官も「失望」を明言した。
 NYT紙は、3月にも「安倍首相の危険な修正主義」と題した社説で、「安倍首相のナショナリズム的性質が、日米関係にこれまでにない脅威となっている」と懸念を示した。
 米国の外交専門誌フォーリン・ポリシーは4月「オバマ政権が安倍氏を信用しがたい人物とみているのは、公然の秘密だ」と指摘している。」とも教えてくれる。
 最後に筆者は、「こうした状況について、経済ジャーナリストの町田徹さんは「安倍首相の性急で、乱暴なやり方が原因」と分析する。「両国の軍事協力は手堅い手段で「実」を取れるのに、解釈改憲という派手な手柄を求めている。そんな姿が好戦的で物事を分かっていないお坊ちゃん、というイメージを浮き彫りにしている」
 靖国参拝についても、米国は「日本は戦後秩序を無視し、戦前回帰を図っている」というメッセージとして受け止めたという。
 「米国はこのまま日本が突き進んでいくと、やがて日本の戦争に米国が巻き込まれかねない、という危機感すら抱いている。」と結んだ。
 かっては、日本の政治家は、アメリカの意向に沿うように、行動してきたと思っていた。特に、小泉純一郎元総理の郵政民営化、安倍総理のTPP交渉参加、集団的自衛権の行使、等、皆が皆、アメリカの意向に沿った「政府の方針」ではないのか。
 この記事からは、アメリカの有力紙に「日本のシンゾウ・アベは、アジアで最も危ない人物だ」と、見出しが躍ったとのこと。これが、アメリカ政府の「マスコミ」を使っての日本政府へのメッセージだとすれば、今の安倍政権はアメリカからみはなされたということだろう。次は、アメリカに呼応して、内部から、安倍下ろしが始まるかどうか?  
 そうでなければ、アメリカ側が、安倍総理への日本国民の反発・怒りを、アメリカが受けないよう予防策で先手を打っておるのかもしれない。  
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by sasakitosio | 2014-05-25 15:34 | 東京新聞を読んで | Trackback