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by sasakitosio

隣国からの労働者 不発弾理で見えた現状

 5月11日付朝日新聞社説下に、「風」という署名入りの囲い記事がある。筆者は、アジア総局長・大野良祐氏だ。 今日はこの記事に学ぶことにした。
 筆者は、「バンコク北郊の住宅地で、4月はじめ大きな爆発事故があった。
 第2次世界大戦中に連合国軍が落としていった不発弾が、ビルの基礎工事中に見つかり、作業員が爆弾だと知らずに近くの金属リサイクル工場に持ち込んだ。工場の従業員もそうとは知らずガスバーナーを当てたその瞬間―――工場は建屋の大半が吹き飛び、残った鉄筋もひしゃげていた。8人が死亡する惨事だった。
 隣国のカンボジアやラオスは、ベトナム戦争や内戦時の不発弾や対人地雷が今も数多く残ることで知られるが、タイにも大戦中の不発弾が残っているとは知らなかった。
 取材を始めたが、関心は別の方向に向かった。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「8人の犠牲者のうち3人の身元が分からない。成人男性2人と3~5歳の少女。工場関係者はカンボジア人移民労働者2人と労働者の娘だと証言したが、警察署によると、旅券はじめ身元に関する書類はなく、署には誰も遺体を引き取りに来なかった。
 出稼ぎに来て命を落とし、身元もわからないまま無縁仏となる労働者が少なからずいると検視担当医師はいう。
 人口6700万人のタイで、移民労働者は不法移民を含めると300万人とも400万人ともいわれる。ミャンマー人が8割を占めるが、カンボジア人ラオス人も急速にふえつつある。不法移民労働者が登録移民労働者の2倍いると推定されている。
 少子高齢化が進むタイでは、非熟練労働者の必要性が増している。政府はこれまで、不法移民を「黙認」するかたちでその安い労働力を利用してきたが、需要が増すにつれ、労働許可を与えて最低賃金を保障し、長くタイで働いてもらう方針に舵を切った。
 だが当然ながら、そのコストに耐えられない雇用主がおり、密入国してでもお金を稼ぎたいとやって来る隣国人がたくさんいる。」と教えてくれる。
 さらに筆者は、「互助組織をもつコミュニティーをそれなりに形づくっているミャンマー人労働者にくらべて、カンボジア人労働者の環境は厳しい。バンコクの巨大スラム、クロントイでは7~8年前からカンボジア人が増え始めた。実態調査をしているシーカー・アジア財団によると、スラムのなかでもタイ人は危険な重労働を避け、カンボジア人がその仕事に就くようになった。
 タイ労働省によると、今の経済規模を維持するには常に200万人の外国人労働者が必要だという。
 「我々は必要とする人々を異物扱いをしている」とはなすのは、カンボジア人労働者を支援をつづけるNGOのサティエン氏だ。例えば、ミャンマー人人口がタイ人をはるかに上回るバンコク西方の漁業の町マハチャイ。銀行のATMにはミャンマー語が併記されている。しかし、英語には文句が出ないのに、ミャンマー語には「必要なのか」と苦情が地元民から出た。」と教えてくれる。
 最後に筆者は、「ミャンマー人労働者を支援するNGOのソムボン代表は「この地域でタイの経済力は抜きんでているいるから、今は来るなと言っても彼らは来る。しかし、経済的な優位は永遠のものだろうか」と問う。彼らはタイが好きでやってきているのではない、と。
 外国人労働者とどう付き合っていくか。日本人にとっても人ごとではない。隣人としっかり向き合い、付き合える国でありたい。」と締めくくった。
 タイは、以前、バンコックとチェンマイを旅行したことがある。その時、バンコクの暑さと、街のにぎわいに驚いた。
 いまも、知り合いの年寄が、チェンマイに家を建てて「移住」している。ときどきメールがきて、タイの事情を教えてくれる。
 今回の記事で、タイに、隣国の出稼ぎ労働者が300万にんもいることに驚いた。人口比で言ったら、日本なら600万人の外国人労働者がいることになる。想像できない状態だ。
 また、タイがミャンマーや、ラオスや、カンボジア、などより経済的な優位を保っている「原因」が知りたくなった。
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by sasakitosio | 2014-05-18 16:24 | 朝日新聞を読んで | Trackback