憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

グローバルな臓器事情

 5月15日付東京新聞朝刊29面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、法政大教授・竹田茂夫氏だ。今日は、この記事に学ぶことにした。
 筆者は、「日本では法的にも国民感情からも問題外だが、米国では断続的に臓器売買の提案が行われてきた。移植医、哲学者、経済学者らが見解を表明している。生体移植も可能な腎臓について提案が多い。 
 背景には人工透析をしながら移植を待つ患者が10万人いるのに、年間の移植手術は1万7千件程度しかないという現実がある。米国の法律が前提とする善意のドナー(利他主義)だけに頼っていては、救える患者が死んでいくというのだ。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「臓器売買の見解表明はおのずから思想やイデオロギーを明らかにする。先日逝去した経済学者ベッカーの最も極端な腎臓商品化の提案(腎臓の市場価格を試算している)から、年金や税控除を対価として支払うというマイルドな提案、社会的にも医学的にも不利な立場の黒人患者のために検体(死体)移植だけを認めようとする苦渋の議論もある。(グッドウイン「闇の市場」未訳)。」と教えてくれる。
最後に筆者は、「臓器商品化への批判も多い。
 主要な論点は二つある。報酬を求める臓器提供が利他主義を駆逐してしまう可能性だ。善意のつもりがカネ目当てと誤解されてはたまらないといいわけだ。
 もうひとつは上記市場が途上国貧困層に及ぼす構造的効果だ。臓器が高値で売れるとなれば黒い手が動き始め、グローバルな臓器市場がますます拡大する。」と指摘する。
 読んで、臓器市場と聞いて、とんでもないと思った。
 また、STAP細胞やIP細胞の研究が進み、自分の細胞から自分の体のすべての部分が「生産」できるようになれば、臓器は売買でなく「委託生産」に変わるだろう。
 そして、「生産された自分の臓器」を保存し、必要な時にいつでも使えるようにしたいものだ。
 臓器市場はいらない「日本の文化」をつくり、世界へ未来へ広めたいものだ。
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by sasakitosio | 2014-05-17 05:38 | 東京新聞を読んで | Trackback