憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

ねじ曲げの国

 5月4日付東京新聞朝刊23面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。今日は、この記事に学ぶことにする。
 筆者は、「STAP細胞をめぐる騒動をきっかけに、日本の科学者の研究成果に、データを都合よくねじ曲げたものが他にもあるのではないかと不信感が広がっている。確かに、医学の世界では、製薬会社から金をもらって、その会社の薬の効き目を「実証」するようなインチキ論文が次々と明るみに出ている。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「しかし、事実のねじ曲げは、金に目がくらんだ不心得な学者だけの所業ではない。オバマ大統領訪日の際のテレビ、新聞に現れた「翻訳」もねじ曲げの連続であった。
 尖閣諸島が日米安保の条約の適用対象だという大統領発言を、日本政府は鬼の首を取ったかのように発表していたが、施政権と領有権の違いや、日中間での緊張を高めることの間違いについて、大統領の意図を正確に日本のメディアや日本国民に伝えてこなかった。」と指摘した。
 さらに筆者は、「事実を自分の都合の良いようにねじ曲げるという性癖は、日本全体を覆う病理である。事実をありのままに見るということは、いい格好を見せようとか、金を儲けたいといった邪心を持たなければ、ごく簡単な話のはずだ。ねじ曲げがまかり通っているのは、政治家や官僚に邪心があることの反映である。」と指摘した。
 最後に筆者は、「ナチス台頭の時を見ればわかるように、うそを百回ついてそれが本当になる時、民主主義もなくなる。」と結んだ。
 切れ味の世さが、小気味よい。「事実をありのままに見るということは、いい格好を見せたいとか、金をもうけたいといった邪心を持たなければ、ごく簡単なことだ。」の指摘はその通りだと、想った。
 「事実を自分の都合のいいようにねじ曲げると悪癖は、日本全体を覆っている病理である」との指摘は、当たっているような気がする。
 その「病理」は、はたして人間の本質に根ざすものなのか、為政者特有の「病理」なのか、知りたくなった。
 また、この病理、特に「為政者の病理」の治療の特効薬は、被支配者が「とがめる」という「苦い薬」が、例外なく為政者の口に入るという「慣習法」を定着することのような気がするが?
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by sasakitosio | 2014-05-11 04:56 | 東京新聞を読んで | Trackback