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by sasakitosio

電力経営 逆境を「変革元年」に

 5月4日付朝日新聞社説に、「電力経営 逆境を「変革元年」に」の見出しで、脱原発を電力会社に促す記事が載った。
 今日は、この社説に学ぶことにした。
 社説は、「電力会社にとっては、旧来の思考法から脱し、先を読んで攻めていく力が問われる一年になりそうだ。
 電力会社の今年3月期決算は6社が赤字だった、うち5社は3期連続だ。北海道電力と九州電力は日本政策投資銀行から資本援助を受けることにした。
 福島第一原発の事故が起きた後も、東京電力以外の各社は基本的に、震災以前の路線を踏襲してきた。
 だが、自民党が政権に戻っても、事態は電力会社の都合のいいように動いていない。原発維持を打ち出した安倍政権も、安易な再稼働や電気料金の値上げは国民の反発を招くことを承知しているからだ。」と指摘した。
 つづけて社説は、「ここにきて、新しい規制基準に見合うよう資金を投じても回収の見込みが立たない老朽化原発について、ようやく「廃炉」選択枝を口にする会社が出始めた。
 日本では今後、小さなトラブルでも原子炉を止めての原因究明と対策が求められるだろう。もはや原発は「安くて安定的」な電源とはいえない。
 社内でも原子力部門以外からは「限られた資源を最新鋭火力や送電網の増強に」とのこえが上がりだしている。原発にこだわり過ぎると深い傷を負うとの危機感は、厳しい状況を考えれば自然の成り行きだ。
 電力改革が与えるインパクトも大きい。経費すべて電気料金から回収できる総括原価方式や地域独占が撤廃されれば、いま以上に多くの「変数」を見極めながら戦略を立てる力が不可欠になる。」と指摘した。
 さらに社説は、「兆しはすでに東電管内での動きに現れている。
 自力で新たな発電所をつくれない東電は、他社との提携を進める。国内最大の電力消費地である首都圏が今後草刈り場になる。
 電力業界だけでなく、国内外のガス会社や鉄鋼メーカー、商社といった異業種も関心を寄せる。電力大手が従来の横並びに甘んじていると、致命的な出遅れになりかねない。
 中部電力や中国電力はそれぞれ関係の深いガス会社や鉄鋼メーカーと組んで名乗りを上げる構えだ。原発依存率が高く、経営が苦しい関西電力がどう出るのか、注目が集まる中、悩ましさは人一倍だろう。」と指摘した。
 最後に社説は「とはいえ、それらは他の産業が自由化やグローバル化の中で失敗や淘汰を繰り返しながら経験してきた道である。
 そんな当たり前の経営へ、逆境の14年度を、ぜひ「変革元年」にしてもらいたい」と、期待と警告をもって、締めくくった。
 読んで、納得した。社説の指摘するように、
「原発維持を打ち出した安倍政権も、安易な再稼働や電気料金の値上げは国民の反発を招くことを承知しているからだ」、
 「日本では今後、小さなトラブルでも原子炉を止めての原因究明と対策おが求められるだろう。もはや原発は「安くて安定的」な電源とはいえない」、
「電力会社が原発にこだわり過ぎると深い傷を負う」、等等は、会社が生き残るための「貴重な警告・提案」のような気がする。
 社会に見放された「組織」は、必ず消滅する。人の社会では、他人の支えで「存在」し得ていることを、独占企業といえども、例外ではないのではないか。一刻も早く、そこに働く労働者が気づき立ち上がってほしいのだが?
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by sasakitosio | 2014-05-10 07:52 | 朝日新聞を読んで | Trackback