憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

立地の問題

 4月30日付東京新聞朝刊23面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は文芸評論家・斎藤美奈子氏だ。今日はこの記事に学ぶことにした。
 筆者は、「広瀬隆さんの講演録を読んでいて、シンプルかつ重大な事実に今更ながら気が付いた。
 日本列島の上空には偏西風が吹いている。九州や四国に上陸した台風の進路予想図を思い出していただきたい。必ず北東方向(地図上の右上方向)に進みますよね。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「原発事故で放出された放射性物質が拡散する経路も同じ。現在再稼働に向けて最優先で安全審査が進められている川内原発(鹿児島県)は、九州南西部(地図上の左下)に位置しており、ここで事故が起きたら日本列島を舐めるような形で放射性物質が全国に拡散するのは必至。
 四国の西端(地図上の左端)に位置する伊方原発(愛媛県)で事故が起きた場合も、瀬戸内海を死の海に変え、やはり被害は全国に及ぶだろう。九州の北西部の玄海原発(佐賀県)や山陰地方の真ん中あたりにある島根原発(島根県)の事故は日本海を直撃する。」と指摘した。
 最後に筆者は、「どこに立地しようと原発が危険なことに変わりはないけれど「よりにもよって、なんでこんな場所に立ててんだ!」な思いをつよくする。
 福島第一原発から漏れた放射性物質の8割は太平洋に流れたという。それでも、避難者は13万人超。13日の伊方町長選でも27日の衆院鹿児島2区補選でも原発の再稼働は焦点にならなかった。西日本の原発立地地域の責任はことのほか重い。」と締めくくった。
 台風の進路予想図と、原発事故の放射性廃棄物の方向を考えた、筆者の指摘は、当たりすぎて怖い。
 福島で原発事故が起きたことは、九州、四国、静岡、茨城で原発事故が起きるより、全国的に被害が少なかったのかもしれない。しかし、距離だけで、原発事故の被害を考えてはいけないことを、改めて考えさせられた。日本列島どこにも原発事故から、逃れらところは無いと思った方がよさそうだ。やはり、脱原発しかない。やはり、全炉、廃炉しかない。
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by sasakitosio | 2014-05-06 13:14 | 東京新聞を読んで | Trackback