憲法の良いとこ発見しませんか?


by sasakitosio

ブラック国家

 4月27日付東京新聞27面に、「本音のコラム」という署名入りの囲み記事がある。筆者は、法政大教授・山口二郎氏だ。今日は、この記事に学ぶことにした。
 筆者は、「産業競争力会議は、残業手当という概念を廃止するよう労働法制を変えるべきだと提言し、安倍首相もこれに同調していると報じられた。一応労使の合意がある場合という限定が付けられて得いるが、力関係で圧倒的に違う労使間で、対等な議論による合意がありうると思うのは、よほどの世間知らずかお人よしである。この改正が実現すれば、日本は丸ごとブラック国家のなる。」と切り出した。
 つづけて筆者は、「成長戦略なるものが何を目指すかも、これで一目瞭然である。首相は二言目には、企業 さらに筆者は、「産業競争力会議にしても、安保法制懇にしても首相がお気に入りを集めた諮問機関で、国民に重要な悪影響を与えるような政策を立案し、それを政権の方針と言うだけで正当化する手法が横行している。その種の側近政治は、権力の私物化であり民主主義と法の支配に対する挑戦である。」と指摘した。が世界一活動しやすい国を造るというが、企業がもうけても働く者には配分されない。むしろ、働く者の賃金を堂々と減らせるから企業がもうかる国にしようということである。」と指摘した。

 最後に筆者は、「そもそも、残業代踏み倒しでもうけたい経営者が諮問機関で自社をもうからせるような法案を提言するなど、泥棒が法制審議会の委員になって、刑法改正で窃盗罪をなくせと主張するようなものである。
 労働者はなめられてはいけない。」と締めくくった。
 ブラック国家とは、分かりやすい。
 弱気をくじき、強きを助ける、これ必勝なりを地で行く「国家」は、まちがいなくブラック国家の部類だろう。
 問題は、「労働者・被支配者」の階層が、この不条理に、いつ腹の底から怒り、立ち上がるかだ。そして、彼らに勇気と自信を与えてくれる「思想・哲学」がいつ世界に出現するかだ。
 その21世紀の世界をリードする「思想・哲学」は、ぜひ今日の日本から誕生してほしいが?
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by sasakitosio | 2014-05-02 07:35 | 東京新聞を読んで | Trackback